青梅市街中心部の南方、多摩川が大きく北側に蛇行するところがある。半円を描くように蛇行する形状は地図で見るとギリシャ文字のオメガ(Ω)を思わせる。多摩川の流れが岩盤に阻まれて蛇行を余儀なくされ、このような形になったものという。その蛇行する多摩川の描く半円の内側に当たる右岸側が、青梅市立の公園として整備されている。「釜の淵公園」という。
川の流れが岩盤にぶつかって流れの向きを変えるとき、渦巻く流れによって川底が深く抉られ、いわゆる“淵”を形作る。ここでは「Ω」の文字の左下部分、市営プールの対岸に当たる部分に“淵”が生じ、この淵を昔から人々は“釜ヶ淵”と呼んだという。まるで“釜”を思わせるような、丸く深い淵だったということだろう。今の多摩川は昔ほどの水量はないが、かつて人々が“釜ヶ淵”と呼んだ淵は今も深く河岸の崖を抉っている。
その「釜ヶ淵」を冠して「釜の淵公園」と名付けられたのだろう。1967年(昭和42年)に開園したものという。公園の中心部は蛇行する多摩川に囲まれた右岸部分だが、西側対岸の市民プールや市民館なども公園の一部のようだ。中心部分を成す右岸側は雑木林や広場などから成り、東側の河岸には青梅市郷土博物館や国指定重要文化財である「旧宮崎家住宅」などが建っている。
川の流れが岩盤にぶつかって流れの向きを変えるとき、渦巻く流れによって川底が深く抉られ、いわゆる“淵”を形作る。ここでは「Ω」の文字の左下部分、市営プールの対岸に当たる部分に“淵”が生じ、この淵を昔から人々は“釜ヶ淵”と呼んだという。まるで“釜”を思わせるような、丸く深い淵だったということだろう。今の多摩川は昔ほどの水量はないが、かつて人々が“釜ヶ淵”と呼んだ淵は今も深く河岸の崖を抉っている。
その「釜ヶ淵」を冠して「釜の淵公園」と名付けられたのだろう。1967年(昭和42年)に開園したものという。公園の中心部は蛇行する多摩川に囲まれた右岸部分だが、西側対岸の市民プールや市民館なども公園の一部のようだ。中心部分を成す右岸側は雑木林や広場などから成り、東側の河岸には青梅市郷土博物館や国指定重要文化財である「旧宮崎家住宅」などが建っている。
多摩川左岸部に設けられた市営プール「釜の淵公園水泳場」は平成23年度(2011年度)から休場している。
●ゴミは持ち帰る
釜の淵公園にはゴミ箱が設置されていない。ゴミは持ち帰りが原則。持ち込んだ物はすべて持ち帰ろう。
●直火は禁止
地面の上で直接火を焚くのは禁止だ。バーベキューや焚き火を楽しむ際にはコンロや焚き火台などの器具を持参しよう。余った炭などもすべて持ち帰ろう。
マナー違反行為は地元の方々に多大なご迷惑をかける。放置されたゴミを拾い集め片付けるのは、地元のボランティアの方々だ。来たときより綺麗にして帰ることを心がけて利用しよう。