横浜線沿線散歩公園探訪
八王子市堀之内
平山城址公園
April 2000
平山城址公園
京王線の平山城址公園駅から日野市平山の街を通り抜けて南へと辿り、尾根を登ると都立平山城址公園へと至る。公園の名を冠した京王線の駅も「平山」の街も日野市にあることからこの公園も日野市であるように思われることが多いようだが、所在地は八王子市の堀之内になる。平山の辺りは今から800年ほど前、源平一ノ谷合戦で熊谷直實と武勇を競った源氏方の侍大将平山武者所季重の居住地であったという。その苑地を公園として整備したのだと、公園内の「平山城址公園の由来」という案内板に説明がある。

平山城址公園
公園と言ってもそのほとんどを占めるのはクヌギやコナラを中心にした雑木林の丘陵の斜面で、園内の高低差は30メートルほどあるらしい。園全体が南斜面であるため、少々寒い季節に訪れても日溜まりとなって暖かい。入口から南側へと散策路を降りてゆくと湧水を集めた池もあるので、訪れた際には一回りしてみたい。「山道」としか思えないような小道もあるが、それはそれで山歩きの好きな人にとっては楽しめるものだろう。

入口から尾根伝いに西へ向かうと六国台の展望所がある。ベンチなども設えてあり、一休みしたりお弁当を広げたりするのに良いだろう。この展望所の付近、尾根伝いの散策路は北側への眺望が開けていて爽快だ。公園入口のあたりや六国台のあたりには桜も多く、また雑木林の中にも山桜が点在しており、春は花見の名所としても知られている。

公園入り口近くの道脇に二、三台は車を停められなくはないが、公園の駐車場としては用意されていないので基本的に車で来るべきではない。京王線の平山城址公園駅から歩いてくるのが正当なルートだと言えるが、ただしかなりの坂道を登ることになる。
平山城址公園