横浜線沿線散歩公園探訪
町田市金森
金森山ふるさとの森
April 2016
金森山ふるさとの森
町田市金森の北端に近い住宅街の中に、ひょっこりと小さな雑木林が残っている。自然環境の保全を目的に町田市が設置した「ふるさとの森」のひとつで、「金森山ふるさとの森」という。以前は「金森山市民の森」として親しまれていたものだが、2011年(平成23年)10月に条例が改正され、「市民の森」から「ふるさとの森」に変更されたものだ。
金森山ふるさとの森
「金森山ふるさとの森」はさまざまな樹木の茂る平地林だ。おそらくこの辺りが住宅街に変貌する以前から在った林が残されたものだろう。それほど規模の大きなものではなく、林の中の小径を辿ればすぐに通り抜けてしまうが、丹念に整備されている印象があって心地よい。住宅地の中に残る「自然」として、地元の人たちによって大切に守られているのだろう。

林の中にはさまざまな樹木が茂っている。クロマツ、アカマツ、コナラ、エノキ、クヌギ、イヌシデなど多種の木々が林を構成する、いわゆる雑木林だ。大きなネムノキなどもあって目を引く。樹木には名を記したプレートが取り付けられているものがあるのも嬉しい。林の中には散策路が辿り、ベンチなども置かれている。こうしたところにも地元有志の方々の思いを見るようで心が和む。

今回訪れたのは四月の半ば、新緑の林には木漏れ日が落ちて明るく、歩いていると鳥の声も聞こえてくる。周囲は住宅街で、町田駅周辺の繁華街や町田街道からも少しばかり距離があり、林は静けさに包まれていて、幹線道路を走る車の音も遠くかすかに聞こえてくるだけだ。木々に包まれてのんびりと静かな時間が流れてゆくような気がする。
規模の点から言っても、地元の人たちのための憩いの場としての役割以上のものではないだろう。雑木林散策の好きな人であれば、近くに行った時に立ち寄ってみるのもよいかもしれない。ただし、もちろん来園者用の駐車場などは設けられていない。南西側には境川が近く、河岸の散策のついでに立ち寄るのもいい。日の出から日没まで、という利用時間の設定もなかなかいい。
金森山ふるさとの森