横浜線沿線散歩公園探訪
八王子市北野町
北野天神公園
October 2015
北野天神公園
八王子市北野町の南端部、京王線の線路脇に北野天神公園という公園がある。2600平方メートルほどの面積の小さな街区公園だが、園内にはさまざまな樹木が繁り、四阿なども設けられており、なかなか表情豊かな造りになっている。

北野天神公園

北野天神公園

北野天神公園
北野天神公園は八王子市北野町542の街区に位置している。五角形の輪郭をした公園は周囲を道路に囲まれており、すなわち一つの街区全体が公園になっている形だ。北野天神公園という名は公園から北東側に200メートルほど離れたところに建つ北野天神社に由来するものだが、今は北野天神社と公園との間には国道16号八王子バイパスの広い道路が通り、生活圏が隔てられている印象がある。すぐ南側には京王線の高架の線路が通っており、行き来する京王線の電車の姿が公園内からもよく見える。

公園は北東側に広場を置き、南側、西側は木々を植栽した緑地の中に園路が巡っている。北東側の広場はフェンスで囲まれているから、ボールを使った競技などに使用することを前提としたものか。南東側の一角はブランコやすべり台、砂場などの遊具を設けたエリアで、近所の子どもたちの遊ぶ姿があるが、遊具の種類は数は必要最小限といったところだ。

南東側は樹木を多く植栽した区域で、少し高く土を持ってさまざまな木々が植えられ、その中を縫って園路が巡っている。そのために園内の風景に潤いがあり、小さいながらも自然豊かな公園という印象を受ける。

今回訪れたのは十月、ハナミズキはすっかり秋の色に染まり、紅い実が秋の日差しを浴びて鮮やかな色を見せていた。ケヤキもそろそろ紅葉の季節を迎える支度が調っているようだ。

住宅地の中の小さな公園で、近隣に暮らす人たちのための憩いの場としての役割を担うものだが、木々が茂って緑濃い様相はとても魅力的な公園だと思える。京王線の電車の音がよく響くこととトイレが設置されていないのは少し残念なところだが、工夫を凝らして造られた素敵な公園である。
北野天神公園