町田市つくし野四丁目の南端に近く、ながぐつ公園という小さな公園がある。正式には「つくし野ながぐつ児童公園」という名であるようだ。つくし野は桜の名所として有名だが、この公園はつくし野の街の中心部からは東急線の線路で隔てられているために、桜の時期にも訪れる人の姿はなく、ひっそりとしている。

公園の中央部には名の由来となったと思われる「長靴」を象った遊具がある。滑り台を組み合わせた遊具だが、遠目に見ると巨大な長靴がドンと置かれているような印象が楽しい。訪れた日には地元の人たちの何かのサークルだろうか、何やらゲームを楽しむ人たちの姿があった。あくまで地元の人たちのための小さな公園で、来訪者のためのものではないが、公園の片隅に美しい枝垂れ桜の姿があったことは特筆しておきたい。