横浜線沿線散歩公園探訪
横浜市港北区大倉山
−大倉山公園−
桜咲く大倉山公園
April 2009
桜咲く大倉山公園
横浜市港北区大倉山の大倉山公園は早春の梅の名所としてよく知られている。桜の名所として語られることは少ないが、園内には桜の木も少なくなく、花期には美しい風景を見せてくれる。
東急東横線大倉山駅から駅横の坂道を登って大倉山公園へと向かうと、まず坂道脇の桜が出迎えてくれる。老木のように見えるがそれほど大きく枝を張っているわけではない。坂道の上に電線が通っているから邪魔にならないように剪定されているのかもしれない。

桜咲く大倉山公園
大倉山記念館前の「記念館前広場」辺りにはあまり桜はないようだ。記念館から左手(西側)へ入り込んだところには「ピクニック園地」と名付けられた広場があるが、この広場を取り囲む木々の中にソメイヨシノやオオシマザクラなど数本の桜が咲いている。桜の数はそれほど多くはないが、のんびりとした空気感に包まれた広場だからお弁当を広げるには良いところだ。訪れたときにもシートを広げてお花見を楽しむグループの姿があった。

桜咲く大倉山公園
大倉山記念館の横を抜けて北へ進む。大倉山駅横から上がってきた坂道が屈曲して東へ降りてゆき、その横手には公園管理所が置かれているのだが、この付近の桜が素晴らしい。公園管理所の上側には小さいながらも雑木林が残されており、ここに桜が多く、横の道路を覆うように枝を張って咲き誇っている。起伏を伴った道路の周囲に、緑の木々が茂り、そこへ桜が淡い色彩を添える。その風景がなかなか美しい。道は一般道だが車の通行はほとんどなく、のんびりと花見散歩が楽しめる。

桜咲く大倉山公園
公園管理所の横手、東側に一段下がって広場が設けられているが、この広場脇に桜が並び、見事な景観を見せてくれる。公園管理所横から見下ろす風景も美しいが、広場に降りて見る桜もいい。この広場の横にはさらに一段下がって別の広場があり、そこには花壇が整備され、さまざまな春の花が植えられている。その中を抜ける散策路を辿れば、足下には花壇の花が咲き、西側には一段高みとなって桜が咲く。周辺の木々の新緑も陽光に輝き、春を満喫できる風景だ。

桜咲く大倉山公園
公園管理所下の広場の東側に道路を挟んで「大曽根第三公園」という小公園がある。この公園の西側、すなわち大倉山公園側に桜が並んでいる。桜はなかなか大きく、見事な景観だ。「大曽根第三公園」は広場の中にブランコや砂場などを配した小公園で、近所の子どもたちの遊び場としての役割だが、大倉山公園と隣接してその一部のような性格もあるに違いない。大倉山公園の管理所横から東側を見下ろすと管理所下の広場の桜と大曽根第三公園の桜とが一体となって視界に広がる。素晴らしい春景色だ。

桜咲く大倉山公園
公園管理所横から北へ尾根を降りると梅林だ。尾根筋に挟まれた谷戸が庭園風に仕立てられ、150本ほどの梅が植えられている。早春には観梅客で賑わうところだが、桜の季節には比較的ひっそりとしている。桜は梅ほどの見事さはないが、谷戸を囲む尾根筋に桜が咲き、なかなか風雅な景観を見せてくれる。木々の新緑や空の青さとの対比も美しく、侮りがたい魅力がある。地元の人たちには”花見の穴場”的に知られているのだろう。梅林に場所を見つけてシートを広げ、のんびりとお花見を楽しむグループの姿も少なくない。
大倉山公園は梅の名所としてよく知られているが桜の魅力が語られることはあまり無い気がする。しかし桜の咲く季節の大倉山公園も充分に魅力的で、ピクニック気分でのお花見にもよいところだ。大倉山駅からのんびりと歩き、管理所付近の桜を堪能した後は梅林でお弁当を広げるのがお薦めだ。お弁当を予め準備していなくても、駅付近のお店でテイクアウトのものを買ってから公園に向かえばいい。東急東横線沿線の人ならふと思い立って訪れることのできるお花見の穴場だと言えるかもしれない。
桜咲く大倉山公園

桜咲く大倉山公園

桜咲く大倉山公園