横浜線沿線散歩公園探訪
町田市小山町
小山町三ッ目広場
June 2012
小山町三ッ目広場
橋本駅北口から真っ直ぐに北へ延びる「久保ヶ谷戸通り」は、駅から1kmほどのところで境川を越える。境川に架かる橋は寿橋という。この寿橋の左岸側の袂に小公園が設けられている。町田市立小山町三ッ目広場という。

小山町三ッ目広場は、広場全体の形状からも推測できるが、かつて蛇行していた境川の流れを真っ直ぐなものに改修した際に生じた蛇行跡の土地を利用して設けられたものなのだろう。面積は2872.6uだそうだ。「三ッ目」という名に興味を覚えるが、北方にある丘が昔は「三ッ目山」と呼ばれていたらしく、それに由来するもののようだ。

小山町三ッ目広場

小山町三ッ目広場
境川の左岸、すなわち北側の町田市側、寿橋の上流側と下流側の双方に広場が設けられている。その双方で小山町三ッ目広場を成している形だ。下流側広場の隅には簡易式トイレが置かれている。

上流側に設けられた広場が小山町三ッ目広場のメインとなるところだと考えていいだろう。木々が植栽された緑地として整備され、河岸部は一段下がって川面近くまで下りて行けるような造りになっている。“親水広場”のような性格も与えられているのだろう。北側の外周部はかつての境川の蛇行を彷彿とさせる胸腺を描いて舗道が辿っている。

下流側は平坦な地面の広場で、少し脇に寄って樹木が枝を広げている。遊具は置かれていないが、子どもたちの遊び場スペースとしての使用が前提だろう。こちらは“親水広場”としての性格はなく、川との間にはフェンスが設けられている。

ところで、この小山町三ッ目広場、小山町の名を冠した町田市立の公園なのだが、地図を見ると実は相模原市に位置している(2012年6月現在)。かつて境川が蛇行していた頃には相模原市と町田市との境も境川の流路に沿っていたわけだが、改修工事が行われて蛇行を無くした真っ直ぐな川になってからも、両市の境は蛇行時代のままなのだろう。今はまだ相模原市に位置する土地だが、やがて市境も改められることを前提に、町田市の管理下で、町田市立の公園として造られているのかもしれない。現地に設置された名標には所在地として「町田市小山町4399番地4地先」とある。今はまだ相模原市に位置しており町田市に“所在”しているわけではないから、所在地の末尾に「先」とあるのだろう。ちょっと興味深い。
小山町三ッ目広場