横浜線沿線散歩公園探訪
町田市小山町
小山宮の下公園
April 2013
小山宮の下公園
町田市小山町、西には「久保ヶ谷戸通り」の延びる丘陵地、東は三ッ目山公園の丘に挟まれた谷戸地の住宅街の中に、「小山宮の下公園」という小公園がある。700平方メートルほどの面積しかない、小さな公園だ。
公園の名に「宮の下」とあるからには神社が近くにあるわけだ。その神社は公園東側の丘の上、三ッ目山公園の南側に隣接して建っている。山王山日枝神社という。創建の年代はよくわかっていないようだ。昔からこの地域にあった日枝神社と八坂神社、金刀比羅神社、秋葉神社の四社が明治時代に合社されて現在の山王山日枝神社となったものという。その神社の丘裾に設けられた公園だから「小山宮の下公園」という名なのだと思うが、残念ながら公園内から直接神社へ通じる道などはないようだ。神社に参拝するには公園からいったん南へ100メートルほど辿った後に、Uターンするように丘上へ参道を上らなくてはならない。

小山宮の下公園
公園そのものはいかにも住宅街の中に設けられた小公園という佇まいだ。広場が設けられ、周囲を囲んで種々の木々が植栽されている。広場の中には小さな子どもたちのための遊具がわずかに置かれ、ベンチや水飲み場も設けられている。広場の隅には藤棚も設けられている。

今回、ちょうど藤の花の時期に訪れることができた。特筆するほど規模の大きな藤棚ではないが、新緑の眩しい季節に鮮やかな藤色が美しい。外縁部の木々の中にはハナミズキもあり、まだ白い花を見ることができた。植栽の中には数は少ないながらも紫陽花があり、六月には公園を彩ってくれる。
トイレも設置されていない小公園で、周辺の住宅街に暮らす人たちの“共同の庭”のような役割なのだろう。遠方からの来訪者にお勧めするような性格は皆無だが、藤の花の季節であれば、三ッ目山公園散策の足を延ばしてみてもよいかもしれない。
小山宮の下公園