八王子市長房町〜東浅川町
−陵南公園−
秋の陵南公園
Visited in November 2017

陵南公園は春の桜の見事さがよく知られているが、秋が深まれば園内の木々が色付いてしっとりとした風情を漂わせる。陵南公園の紅葉は桜が主役だが、ところどころにモミジの木もあり、鮮やかな赤に染まってアクセントを添えてくれている。子どもたちのための遊び場といった役割の分園の方も、大きく育った樹木の葉が秋色に染まって広場に落ちる木漏れ日が美しい。


桜やモミジだけでなく、ケヤキなどの木々も美しく紅葉し、日差しの向きによって驚くほど素晴らしい景観を見せてくれる。のんびりと園内を巡って、秋の色に染まった園内の景観を楽しむのがお勧めだ。


陵南公園の西端部には、古道橋という人道橋が南浅川を跨いでいる。古道橋の中ほどから下流側を眺めれば、左岸川にはケヤキやイチョウなどが日の光を浴びて並び、正面の視界奥では南浅川橋が南浅川を跨いでいる。それらが川の流れと共に織り成す景観が実に美しい。秋も深いというのに、河原では子どもたちが遊んでいたりして、その姿もなかなか素敵な印象だ。
古道橋から対岸へと辿ってみるのもお勧めだ。対岸から見ると河岸に並ぶ木々の景観も印象が違い、また別の表情を見せる。その景観を楽しみながらのんびりと河岸散歩を楽しむのがお勧めだろう。
四季を通じて散策する人の多い陵南公園と南浅川の河畔だが、木々が紅葉を迎える時期にはそれを楽しみつつそぞろ歩きを楽しむ人の姿が少なくないようだ。甲州街道のイチョウ並木や武蔵陵墓地参道のケヤキ並木などとともに、身近な紅葉を楽しむ秋の一日の散策コースとして好適なものと言えるだろう。


