横浜線沿線散歩公園探訪
相模原市下九沢
−相模原北公園−
花菖蒲の咲く相模原北公園
June 1999
花菖蒲の咲く相模原北公園
相模原北公園の「水辺の広場」の横には「しょうぶ園」があり、六月の花の時期には美しい景観を見せてくれる。規模はそれほど大きいものではないが、傍らに設けられたベンチに腰を下ろしてのんびりと眺める景色は心和むものだ。花が咲き誇る時期にはこれを目当てに散策に訪れる人も少なくはないようで、三脚を立ててカメラのレンズを向ける人の姿を見かけることもある。

花菖蒲の咲く相模原北公園
相模原北公園自体が全体的に現代的な造形の開放感に溢れた公園なので、花菖蒲の持つ雰囲気とは必ずしも一致していない気もする。周囲の景観の中で少々浮いてしまっている感もあって、風情という点では少々物足りない。しょうぶ園越しに池を見る場所に立って、池と、その対岸の岩場の滝のように造られたあたりを、花菖蒲の咲くしょうぶ園の「借景」として見ると、なかなか風情が増して趣がある。そこまで考えての公園の設計であるとしたら大したものだと思う。

花菖蒲の時期に花の観賞を目的に訪れるのではなく、少しばかり考え方を変えて、梅雨の晴れ間に公園に訪れた際にひとつの魅力を添えてくれるものだと思った方が良いのかもしれない。公園の近辺の人たちにとっては、梅雨時の散策コースとして充分に魅力的なものであることは言うまでもないだろう。
花菖蒲の咲く相模原北公園