横浜線沿線散歩公園探訪
相模原市大島
−相模川自然の村公園−
六月の相模川自然の村公園
Jnue 2009
六月の相模川自然の村公園
六月下旬、相模川自然の村公園では「パノラマ花壇」で紫陽花が咲き、せせらぎの辺ではネムノキの花が咲く。園内は木々の葉が茂って緑濃く、梅雨空の下でしっとりとした風情を漂わせている。

六月の相模川自然の村公園

六月の相模川自然の村公園
相模川自然の村公園の「パノラマ花壇」の裾部分、区画を設けてアナベルとカシワバアジサイが植え込まれている。アナベルは北米原産の品種で、真っ白な花が手鞠状に咲く。カシワバアジサイは葉が柏の葉に似ていることからその名がある。これも花は白く、一般的な紫陽花の花とは違って円錐状に固まって咲く。

その二種が「パノラマ花壇」の裾に植えられて花を咲かせている。カシワバアジサイは花の付きが少なく、特徴的な葉の中に交じって咲いている印象だが、アナベルの方は「パノラマ花壇」の斜面をまさに埋め尽くすように咲き誇り、たいへんに美しい景観を見せてくれる。下から見上げる景観も見事だが、「パノラマ花壇」に設けられた散策路を上って上側から見下ろすときの景観もなかなか素晴らしい。

園内を流れる”せせらぎ”の下流側に設けられた池の傍らでも一般的な紫陽花が咲いているが数は少しだけで、相模川自然の村公園で見ることのできる紫陽花は「パノラマ花壇」に植えられているアナベルとカシワバアジサイの二種と言っていい。少しばかり物足りない気もするが、それがかえって特徴と言っていいのかもしれない。

紫陽花の花が盛りを迎える六月下旬、”せせらぎ”の辺に植えられたネムノキも花を咲かせている。白からピンクへのグラデーションで、ふわふわとして鳥の羽毛を思わせる形状の花が可愛らしい。ネムノキは”せせらぎ”に沿って何本か植えられており、あちらこちらで目にすることができる。あまり目立つ花ではないが、六月から七月にかけて公園を彩ってくれる花だ。「パノラマ花壇」の斜面の中ほどにあるベンチに設けられた小さなパーゴラではもうノウゼンカズラが花を咲かせ、夏が近いことを教えてくれる。六月も下旬になれば真夏のように暑い日もあるもので、園内の”せせらぎ”では早速水遊びに興じる子どもたちの姿がある。そして七夕も近く、古民家の庭には七夕飾りが施されて季節感を漂わせている。
六月の相模川自然の村公園六月の相模川自然の村公園

六月の相模川自然の村公園六月の相模川自然の村公園

「パノラマ花壇」に植えられたアナベルとカシワバアジサイだけでは”紫陽花の名所”と呼ぶべきではないだろう。紫陽花を目当てに訪れると少しばかり期待外れな思いをするかもしれない。しかし相模川自然の村公園は相模川河畔に位置して周囲は自然に溢れている。その中で紫陽花やネムノキの花、古民家の七夕飾りなどに季節を感じながら、のんびりと散策を楽しむのはなかなか素敵なひとときだ。天候に恵まれればお弁当を持って出かけ、静かな園内でアウトドアランチを楽しむのもお薦めだ。
六月の相模川自然の村公園