横浜市青葉区大場町
大場かやのき公園
Visited in May 2004
横浜市青葉区大場町に「大場かやのき公園」がある。園内に樹齢六百年というカヤの木が移植されていることから、この名となったようだ。公園は緩やかな斜面に位置し、周辺は住宅街で、特に公園の北側に当たる丘の上は整然とした街並みが広がっている。
公園に近づくと工事中のビルのような大きな構造物が目に入る。これが実は公園のシンボルでもあるカヤの巨木で、移植後に樹勢が衰えてしまったために保護用に木の周囲に枠を組み、防風ネットが設けられているのだという。このカヤの木はもともとは大場町474番地にあったもので、土地区画整理事業が行われた際にこの公園に移植されたものであるらしい。1987年(昭和62年)11月10日に移植された旨が傍らの解説板に記されている。園内には土地区画整理事業の竣工記念碑も置かれている。カヤの木は1974年(昭和49年)に横浜市の名木古木に指定されており、樹齢600年、幹回り4m20cm、高さは18mという堂々としたものだが、保護用の枠に遮られてその姿をよく見ることができないのが残念だ。やがてまた樹勢を取り戻し、その見事な姿を披露してくれる日を待ちたい。
公園は1.5haほどの面積で、丘陵地の斜面に位置しているために東が高く、西に低い。東側は広場で、その中央に複合遊具を置き、木々の茂った周辺部に四阿やベンチを置く。トイレもこの広場の脇に設置されている。「カヤ」の巨木もこの広場の西側に聳えている。
この広場に設置された複合遊具は金属製の大型のもので、土を盛って造られた小高い「丘」と組み合わされ、子どもたちにとってはなかなか楽しそうな一角を成している。その複合遊具の横には金属製の「ターザンロープ」や砂場も設置されている。単体の滑り台やブランコなどのシンプルな遊具は置かれていないが、複合遊具には比較的長い滑り台が組み合わされている。近くの子どもたちにとっては良い遊び場であることだろう。
遊具の置かれた広場の西側は斜面となった林で、その西側に低地となったグラウンドがある。グラウンドのさらに西側には遊水池があるが、このグラウンドも窪地となった地形から考えれば遊水地としての役割を兼ねているのかもしれない。西側の遊水池は大場川の源流であるらしく、グラウンドの南側へ、暗渠から大場川が南へ流れている。
この広場に設置された複合遊具は金属製の大型のもので、土を盛って造られた小高い「丘」と組み合わされ、子どもたちにとってはなかなか楽しそうな一角を成している。その複合遊具の横には金属製の「ターザンロープ」や砂場も設置されている。単体の滑り台やブランコなどのシンプルな遊具は置かれていないが、複合遊具には比較的長い滑り台が組み合わされている。近くの子どもたちにとっては良い遊び場であることだろう。
遊具の置かれた広場の西側は斜面となった林で、その西側に低地となったグラウンドがある。グラウンドのさらに西側には遊水池があるが、このグラウンドも窪地となった地形から考えれば遊水地としての役割を兼ねているのかもしれない。西側の遊水池は大場川の源流であるらしく、グラウンドの南側へ、暗渠から大場川が南へ流れている。
訪れたとき、グラウンドには人の姿は無かったが、広場の遊具で遊ぶ子どもたちの姿があり、四阿でくつろぐ人たちの姿もあった。周辺は静かな住宅街で、公園内もとても静かだ。近辺に暮らす人たちのための小規模な公園だが、子どもたちの遊び場としては充分なものだろう。遠方から訪れるような性格の公園ではないが、樹木に興味のある人には樹齢六百年のカヤの木は見ておきたいものに違いない。東急田園都市線あざみの駅から「嶮山スポーツガーデン」行き、あるいは「嶮山循環」のバス路線で「大場坂上」バス停で降りるのが近い。