横浜市西区宮崎町
伊勢山皇大神宮
Visited in October 2000
桜木町駅の西方の「伊勢山」と呼ばれる丘の上には伊勢山皇大神宮が鎮座している。1870年(明治3年)創建というこの神社は、現在の掃部山公園のあたりにあった旧戸部村の祠を遷座し、三重の伊勢神宮から分霊を受けたものだという。
5月中旬の例大祭も壮大なものであるらしく、神奈川県神社庁監修のガイドブックによれば、隔年に行われる神輿の渡御ではみなとみらい地区の高層建築群の中を20基の神輿が巡行するのだという。秋には新嘗祭も行われるようであるし、1987年(昭和62年)からは篝火を焚いて舞楽も奉納されるのだという。横浜総鎮守の神事は見応えのある素晴らしいものであるに違いない。
伊勢山皇大神宮は桜の名所としても知られ、桜の時期の景観はとても美しい。裏参道から出ると横浜能楽堂や掃部山公園にも近く、また桜木町駅側へと丘を降りれば成田山別院などもあって近辺の散策も楽しい。表参道側に20台分ほどの駐車場があり、また開洋亭の駐車場も利用できるようだが、桜木町駅や京急日ノ出町駅から徒歩で10分ほどの距離なので、散策が目的であればのんびりと歩いて訪れてみるのがお勧めだろう。