横浜線沿線散歩公園探訪
横浜市港北区太尾町
太尾公園
November 2002
現況と異なる内容を含んでいます
太尾公園
太尾堤緑道側アプローチから太尾公園を見る
横浜市港北区太尾町に太尾公園という公園がある。公園自体は特筆するほどの特徴があるわけではないが、公園の立地が少し変わっていておもしろい。この公園は港北区の下水処理場の建物の屋上部分に造られているのだ。「下水処理施設の屋上に人口基盤を造り、公園とした」と書かれている。言葉にすると簡単なようだが、公園には樹木も多く植えられており、そのためには相応の量の土が必要であるし、その土が水を含むわけだから相当な重量となるはずで、それを支えるだけの基盤がしっかりと造られているのだろう。

下水処理施設ということもあって異臭が気になるところだが、アプローチのスロープを辿って公園に近づく際には異臭が感じられるものの、公園内ではまったくと言ってよいほど異臭を感じることはなかった。訪れた時には晴天のほぼ無風の状態だったが、天候や風向きによっても条件は違うかもしれない。
太尾公園内の散策路
公園の入口は東側の太尾堤緑道側と西側の鶴見川河畔に設けられ、それぞれアプローチのためのスロープを辿って公園内に入ることになる。公園は中央に多目的広場を置き、東側にはテニスコートや子どもたちのための「ちびっこ広場」などが配されている。テニスコートの横には練習用の「壁打ち」ができる場所もあって、訪れた時にも黙々と練習に励む人の姿があった。外周部は木立を縫って散策路が設けられているが、これはジョギングコースとしての役目もあるようだ。

公園内には樹木も多く植えられているが、鬱蒼とした感じはなく、広々として開放感がある。建物の屋上ということもあって周囲は視界が開けている。西側の入口付近に立つと、鶴見川河畔の眺望が広がる。対岸には新羽町の工場地帯を臨み、南には少し離れて新横浜のビル群が見える。しかし公園内にいると「建物の上」だということを意識することはなく、小高い丘の上に位置する公園と何ら変わるところがない。公園の端部に立って下を見下ろした時にだけ、建物の屋上なのだということを改めて意識するのも楽しい。
追記 太尾公園の住所は2002年(平成14年)当時は「港北区太尾町」だったが、2007年(平成19年)から2009年(平成21年)にかけて住居表示の変更が行われ、現在は「大倉山七丁目」となっている。
太尾公園