横浜線沿線散歩公園探訪
八王子市片倉町
片倉つどいの森公園
April 2011
片倉つどいの森公園
八王子市片倉町の西南の端に「片倉つどいの森公園」という公園がある。住所の上では「片倉町」に位置しているが、南側には「みなみ野シティ」の住宅街が隣接し、公園も「みなみ野シティ」の造成に合わせて整備されたもののようだ。2010年(平成22年)4月に開園している。
片倉つどいの森公園

片倉つどいの森公園

片倉つどいの森公園

片倉つどいの森公園

片倉つどいの森公園
公園は丘上の広場を中心に構成されている。この辺りは湯殿川の右岸部に連なる丘陵地の一部で、広場からは周囲に視界が開け、たいへんに開放感に富んでいる。北側には湯殿川河畔の風景を見下ろし、東側には丘上に広がる畑地の風景が広がり、長閑な空気感を湛えている。広場は草はらになっており、今回訪れた四月の下旬、シロツメクサの花が絨毯を敷き詰めたように広場を覆っていた。広場の周辺には木立があるが、広場の中にはまったく樹木がなく、すなわち木陰が少ないのが、日差しの強い季節には少し不便かもしれない。

南側には斜面林が残され、その下方には池が横たわっている。いわゆる「調整池」だが、「つどいの池」という名が与えられ、池の東側には「森のステージ」と名付けられた野外ステージが設けられている。このステージから池の北東側に設けられた「放流塔」にかけての一角には石垣が組まれ、なかなか風情のある風景が演出されている。この石垣は公園の東側に片倉城の遺構があることからの演出だろうか。

池は、基本的に調整池なので特に風情のあるものではないが、訪れたときは池の南側の岸辺にアオサギの姿を見つけた。水辺があれば、こうして野鳥も集まってくるのだろう。

公園北側にも斜面林が残されており、木々の中を縫うように設けられた小径を歩けば規模は小さいながらも雑木林散策を楽しむこともできる。林の中の小径を北側へ降りてゆけば、公園の外へと通じており、湯殿川の河畔へも辿ってゆくことができる。

公園の東側は丘上に広がる畑地で、これはもちろん私有地だが、その中の農道を抜けてゆけばほんの数分で片倉城跡公園の「二の丸広場」へと行くことができる。畑地の風景を楽しみながら、片倉城跡公園へと散策の足を延ばしてみるのもお勧めだ。

片倉つどいの森公園は、何と言っても丘上に設けられた草はらの広場の爽快な開放感が魅力だ。丘を吹き渡る風を感じながらのんびりと散策を楽しむのもいいが、家族でやグループでお弁当を持ってピクニック気分で訪れるのがいい。特に小さな子どものいる家族には遠足気分で訪れるのに最適の公園と言えるだろう。
片倉つどいの森公園には3カ所の駐車場が設けられており、身障者用も含めて全部で40台分ほどが駐車可能だが、行楽シーズンの休日には満車のことが多く、余裕を持って出かけた方がいい。また東側駐車場は少しばかり場所がわかりにくいかもしれない。JR横浜線の八王子みなみ野駅から歩いても1km足らずだから電車で訪れるのもいい。JR横浜線の片倉駅や京王高尾線の京王片倉駅から片倉城跡公園を経由して訪れるのも遠足気分が味わえて楽しい。来るときにはみなみ野側から、帰るときには片倉側へ、あるいはその逆のルートで、散策を楽しむのもお薦めだ。
片倉つどいの森公園