横浜線沿線散歩公園探訪
八王子市散田町
万葉公園
April 2011
万葉公園
八王子市散田町五丁目に万葉公園という公園がある。広場と雑木林から構成された公園で、休日には家族連れで賑わっている。子どもたちにとってもなかなか楽しめる公園のようで、幼稚園や保育園の遠足の場所に選ばれることも少なくないようだ。 陽気の良い休日に家族でお弁当でも広げてのんびりと過ごすのにも向いている公園と言えるだろう。
万葉公園/遊具のある広場

万葉公園/東側斜面

万葉公園/展望所

万葉公園/雑木林

万葉公園/歌碑
めじろ台の住宅街側はブランコ、鉄棒、砂場、ジャングルジムなどの施設のある児童公園となっており、子どもたちに人気だ。特に最近はあまり見かけなくなったジャングルジムなどのシンプルな遊具が、かえって新鮮みがあって良いように思える。西側の隅には藤棚もあるから花の季節になれば美しい景観を見せてくれることだろう。

そこから一段高くなって、北側にも広場がある。木々に囲まれた広場は開放感には乏しいが、適度な“囲まれ感”が奏功して落ち着いた佇まいだ。

広場の東側は小高い丘になっており、木々の植えられた斜面を散策路が登っている。丘の頂上部分は小さな広場になっており、隅にはベンチが置かれている。ベンチに腰を降ろし、木漏れ日を浴びながらのんびりと一休みするのは気分の良いものだ。

そのさらに東側、パーゴラを設置した展望台のような一角がある。北東から南東にかけて視界が開け、めじろ台の住宅街も眼下に見下ろし、北方に視線を移せば中央線を走る電車の姿なども見ることができる。なかなか爽快な眺めだ。東側に向いて視界が開けているから地元では初日の出の穴場スポットであるようだ。

公園の北側のほぼ半分は雑木林で占められており、斜面となった林の中を小径が下って散田町方面へと降りて行ける。この雑木林の斜面の麓部分、公園の北側には真覚寺があり、真覚寺から万葉公園にかけての散策を楽しむ人の姿も少なくない。

この雑木林の公園の広場側の隅に、クマザサの繁る中に隠れるようにして「赤駒を山野に放し捕りかにて多摩の横山かしゆかやらむ」の歌碑がある。武蔵野の万葉歌人、宇遅部黒女による歌で、馬(赤駒)を山野に放してしまったので(防人の夫は)多摩の横山を徒歩(かし)で行かねばならない、と夫の苦労を思う妻の心情を歌ったものだ。この碑に因んで公園の名がこの名となったのだろう。
万葉公園
子どもたちのための遊具類がいろいろと設置され、広場もあるから、特に子ども連れの家族にとって魅力的な公園であることだろう。広場は“草はら”でないのが残念なところだが、子どもたちが走り回って遊ぶには充分だ。規模は小さいながらも雑木林もあり、視界の開けた展望所のような場所もあり、なかなか楽しめる。

公園の住所は散田町だが、めじろ台の住宅街の一角に位置すると捉えた方がわかりやすいだろう。京王線めじろ台駅から北へまっすぐ歩いて10分ほどだろうか。公園の周辺にはお店などはないが、めじろ台駅の周囲にはレストランやファーストフード店もあるし、スーパーもあるので、お弁当持参でなくてもそれほど困ることはないだろう。トイレは設置してある。公園には駐車場が無いが、めじろ台駅近辺に民間駐車場があるから、そちらに車を駐めて歩いてくればいい。
万葉公園