横浜線沿線散歩公園探訪
横浜市緑区寺山町
長坂谷公園
October 2006
長坂谷公園
横浜市緑区寺山町の東南の端に「長坂谷(ながさかだに)公園」がある。「長坂谷」という名が谷戸の地形を連想させるが、公園は丘の上の立地で周囲に視界が開けている。公園は最終処分場の跡地を整備したものであるらしく、かつては谷戸であったところが最終処分場となり、その後に公園として整備されたものなのだろう。「長坂谷公園」となる以前は「長坂スポーツランド」として利用されていたが、芝生広場や遊具類などを拡充し、2001年(平成13年)に「長坂谷公園」となり、翌2002年(平成14年)に全面開園となったものという。

公園は中原街道の東側に位置し、公園東側は緑区上山の町が近く、南側は旭区との区境に接している。住所の上では緑区寺山町だが、寺山町の住宅地からは中原街道で隔てられており、上山や旭区上白根、中白根の生活圏の中に属していると言っていいかもしれない。広い敷地の中にテニスコートや野球場などを配した「運動公園」だが、草はらの広場や大型の遊具類も設置されており、子ども連れで訪れてのんびりと過ごすのにもよいところだ。
長坂谷公園

長坂谷公園

長坂谷公園

長坂谷公園
公園は11haほどの面積を有するが、その半分以上はテニスコートや野球場、サッカーなどに使用できる運動広場など、スポーツ施設で占められている。北側の公園「正面口」脇に「芝生広場」があり、その東側に一段下がって「プレイ広場」が設けられ、大型の遊具が置かれている。

「芝生広場」は開放感に富んだ丘の上の広場という様相で、ところどころに植栽された樹木が程良く木陰を落としている。「芝生広場」からは特に北方に向けて視界が開け、寺山町辺りの町並みが眼下遠くに見えている。なかなか爽快な眺めだ。広場ではボール遊びをする親子や木陰にシートを広げてくつろぐ家族連れの姿があり、のんびりと穏やかな空気感を象徴している。

「プレイ広場」には金属製の大型遊具が置かれている。離れたポールに渡したワイヤーを、提げられたロープにつかまって渡って遊ぶ、いわゆる「ターザンロープ」や、トランポリン状につり下げられたシートで遊ぶ遊具、金属の骨格とネットなどによって小山のように造られた遊具など、なかなか特徴のある遊具が揃えられている。遊具類は特に小学生くらいの年頃の子どもたちに人気のようだ。もっと小さな子どもたちのためには「プレイ広場」のやや南側に一般的な複合遊具を設置した広場もあるから、そちらを利用するのもいいだろう。

公園南側には運動広場やテニスコート、野球場などが置かれており、野球場の北西側、駐車場の南側に当たるところにレストハウスがある。レストハウスにはドリンク類の自販機も設置されているから、レストハウスが空いているときには一休みに利用するのもいい。スポーツ施設をメインに据えた「運動公園」では散策には不向きなことも少なくないが、長坂谷公園は視界の開けた爽快感のためか、園内の舗道を辿っての散策がなかなか楽しい。テニスコートから響くボールの音なども公園の風情を感じさせて心地よい。
「運動公園」ではあるが、開放感に溢れた芝生広場や大型の遊具類など、子どもたちの遊び場としてもなかなか魅力的な公園ではないかと思える。交通量の多い中原街道沿いにあるために特に道路に近い「芝生広場」などでは車の騒音が届くところが少々難点だが、丘の上という開放感がそれを補ってくれるだろう。駐車場は有料で、中原街道側に入口が設けられている。駐車台数にも比較的余裕があるが、野球場や運動広場で競技会などが開催されるときには足りないかもしれない。

公園南側には中原街道沿いに規模の大きな商業施設があり、また少し足を延ばせば街道沿いにコンビニエンスストアやファミリーレストランなども建っている。中原街道を西へ渡ると実は四季の森公園へ至近だ。「正面入口」から少し北へ歩き横断歩道を渡ると四季の森公園の東端部、「さくらの谷」と名付けられた一角に入ってゆける。併せて散策を楽しむのもいい。
長坂谷公園