横浜線沿線散歩公園探訪
多摩市連光寺
−桜ヶ丘公園−
紅葉に染まる桜ヶ丘公園
November 2002
紅葉に染まる桜ヶ丘公園
多摩市連光寺の桜ヶ丘公園は紅葉の名所としてもよく知られている。基本的には雑木林の丘をそのままに残した公園だが、その中の最も高所に当たる「丘の上広場」の辺りにモミジの木が多く植えられ、晩秋の紅葉シーズンには美しい景観を見せてくれる。「丘の上広場」の周辺は桜も多く、春は桜の名所としても知られているが、紅葉の景観もそれに劣らないものではないかと思える。桜が広場の西側部分に多いのに対し、モミジは広場の南側の斜面に多く、また旧多摩聖蹟記念館の周囲や駐車場の周辺でも美しい紅葉を見せてくれている。
紅葉に染まる桜ヶ丘公園

南側の斜面を見下ろす時などは陽光に紅葉が映えてあたりが赤や橙に染まるような感じがする。足元には散ってしまったモミジの葉が敷き詰められたように重なり、美しい晩秋の風景が楽しめる。旧多摩聖蹟記念館の建物との取り合わせも風情のある眺めで、そうした風景を写真に撮る人の姿も少なくない。三脚を携えて大きなレンズを付けたカメラを持った人たちは、紅葉の作品作りが目的の写真趣味の人たちなのだろう。
紅葉に染まる桜ヶ丘公園

旧多摩聖蹟記念館の周辺から離れるとモミジの木はあまりないが、本来の雑木林が見せる晩秋の風景も味わいがあってよいものだ。モミジばかりに目がゆきがちだが、秋の雑木林の素朴な表情にも目を向けてみたい。枯葉を敷き詰めた散策路を辿ると、葉の落ちた木々の間から低い角度で陽光が差す。そろそろ風の冷たい季節だが、ところどころにぽっかりと日溜まりになった場所もあって楽しい。葉の落ちた雑木林は景観は少々殺風景だが、見通しがよくなって野鳥の姿をとらえやすくなるのが楽しい。
紅葉に染まる桜ヶ丘公園

美しいモミジの紅葉と素朴な雑木林の佇まいの双方が楽しめるという点でも、晩秋の散策地としてお薦めと言えるのではないかと思う。お弁当でも持って家族連れやグループでのんびりと訪れるのもいいかもしれない。
紅葉に染まる桜ヶ丘公園