横浜市神奈川区白幡町
白幡池公園
Visited in October 2003
(本頁の内容には現況と異なる部分があります)
東急東横線白楽駅の北方の住宅街の中、駅から歩いて五分ほどの距離に白幡池公園がある。公園は横浜市神奈川区白幡町に位置しているが、この辺りはちょうど神奈川区と港北区との区境に近いところで、地図を見ると公園は港北区の篠原台町にくい込むような形で張り出している。西には港北区篠原台町に位置する県立篠原園地に隣接し、白幡池公園と一体化した印象で繋がっている。
西側の岸辺から池の中央部に向けて桟橋のように木道が張り出し、そこへ歩けば池の中ほどから岸辺の風景を眺めることができる。ここでも幾人かの釣り人の姿がある。北東側の角にも水面の上に張り出した木製のデッキ部分があり、そこには四阿も設けられている。四阿では将棋を楽しむ地元の人の姿があった。
その広場から繋がって西に林が延びているが、それはすでに県立篠原園地で、そのまま遊歩道を辿って散策を楽しむことができる。
公園の性格としては地元の人たちのための憩いの場だが、池の佇まいなどは来訪者の立場でも充分に楽しめるものだろう。岸辺を縁取る木々には桜も多く、春には美しい風景に染まるという。春から初夏の季節を選んで訪ねてみると、よりいっそう楽しめるかもしれない。「神奈川区ビューポイント36景」のひとつに選ばれている公園でもある。
【追記】
平成2年(1990年)に選定された「神奈川区ビューポイント36景」は、平成18年(2006年)4月、「わが町かながわ50選」にリニューアル、さらに平成21年(2009年)、横浜開港150周年に合わせて「わが町 かながわ とっておき」にリニューアルされている。