横浜線沿線散歩公園探訪
町田市南成瀬
天神原公園
October 2017
天神原公園
町田市南成瀬六丁目の中央部、横浜線の線路の北側に天神原公園という公園がある。広場を木々が取り囲む構成で、住宅地の中に設けられた街区公園として標準的なものと言っていい。
天神原公園

天神原公園
天神原公園は面積約2560平方メートル、1979年(昭和54年)に設置されたものという。周辺は横浜線の線路北側に広がる整然とした住宅地だ。推測だが、この住宅地が造成される際、同時に公園も設置されたものだろう。

公園は「町田市南成瀬六丁目6-1」の街区をそのまま使い、変則的な五角形をした敷地の四方を道路が囲んでいる。南側は道路を挟んで横浜線の線路が堤体上を通っており、公園内からも行き来する横浜線の車両の姿がよく見える。

公園は基本的に平坦な広場で、外縁部に木々が植栽されて潤いのある景観が演出されている。南側に植栽された木々は比較的樹高が低く、そのお陰で横浜線の姿がよく見えるのも嬉しい。北東側の隅にはブランコや滑り台、鉄棒、ジャングルジムといった遊具類が置かれている。金属製の四角いジャングルジムは最近では設置されている公園が少なく、ちょっと珍しくなってしまった。

公園の西側はわずかにこんもりと土が盛られ、小さな草はらの丘を成している。単調になりやすい広場の景観にアクセントを与え、子どもたちの遊び場としても楽しい工夫だろう。

遊具類の置かれた北東側の隅にはケヤキやイチョウなどの高木類が植えられており、大きく枝を張って立つ姿が公園の景観の美しさに大きく寄与している。今回訪れたのは11月初旬、イチョウは鮮やかな黄金色に染まり、ケヤキも秋の色を纏っていた。イチョウの黄葉が美しいものはもちろんだが、ケヤキも日差しの向きによって驚くほど鮮やかな色彩を見せてくれる。

公園は愛護会があるのか、園内に荒れた印象はまったくなく、端正に整備されている印象があった。澄んだ秋空の下、美しい景色を見せる天神原公園だった。
天神原公園は近隣に暮らす人たちのための街区公園で、遠方から訪れたくなるような行楽地的性格は持っていない。特徴的な遊具も無く、マニア心をくすぐるような公園とも言えないだろう。敢えて言えば、園内から横浜線の電車の姿がよく見えることだろうか。天神原公園はJR横浜線成瀬駅から500mほど、徒歩で10分かからない。
天神原公園