横浜線沿線散歩公園探訪
横浜市都筑区北山田
徳生公園
June 2017
徳生公園
横浜市都筑区南山田一丁目の南側を占める形で「徳生公園」という公園が横たわっている。横浜市営地下鉄センター北駅にもほど近い、港北ニュータウンの真っ直中と言っていい立地だが、池を抱えて緑濃く、近隣に暮らす人たちの憩いの場として親しまれている。公園は「くさぶえのみち」と「ふじやとのみち」という緑道によって周辺の公園と有機的に繋がり、それらがひとつの大きな公園として機能する。その中心にあるのが、この徳生公園と言っていい。
徳生公園

徳生公園

徳生公園
徳生公園は「近隣公園」の種別となる公園で、約4haの面積を有し、こうした住宅街の中に設けられた公園としては比較的規模の大きなものだと言っていい。1998年(平成10年)に開園したものという。

公園は中央部に池を抱えている。ニュータウンとして整備される以前から存在していた池を活用したものかと期待してしまうが、どうやら人工的な池らしい。しかしまるで天然の池であるかのように岸辺が整備され、長閑で穏やかな景観が創出されている。

公園の外縁部は木々が植栽され、周辺の住宅街と公園とを隔てている。園内から木々の向こうに高層住宅の建物が見えてニュータウン内の公園であることを意識させるが、この景観もまたひとつの興趣を漂わせていると言っていい。

池の東側から南側にかけての岸辺は穏やかな表情のスロープに整備され、のんびりと池の景観を眺めながらくつろぎのひとときを過ごすことができる。池の北側は樹林が茂り、鬱蒼とした印象だが、それが野趣に富んだ景観を演出している。池北側の岸辺の一角には木製のデッキが設けられ、四阿も置かれている。ゆったりと池の周囲を巡って散策を楽しむのがお勧めだ。

池の東側には「ふじやとのみち」という緑道が南北に通り、池の南側には「ふじやとのみち」から分岐する(あるいは合流する)形で「くさぶえのみち」という緑道が西へ延びる。池の岸辺を西へ辿ってゆくと、いつの間にか「くさぶえのみち」は入っているという印象で、「徳生公園」としての範囲がどこまでなのか、一般の利用者の立場では判然としない。「ふじやとのみち」についても同様で、そのことが徳生公園を中心として緑道で繋がれた周辺の公園が一体化している印象を強くする。「くさぶえのみち」や「ふじやとのみち」を辿ってさらに散策の足を延ばすのも楽しい。
徳生公園は港北ニュータウンの直中に設けられた、ニュータウンの中に暮らす人のための憩いの場として設けられた公園だが、その佇まいはとても魅力的で、ニュータウン外から訪れても充分に楽しめる。横浜市営地下鉄センター北駅や横浜市営地下鉄グリーンライン北山田駅からが近いが、横浜市営地下鉄ブルーライン中川駅から「くさぶえのみち」を辿って訪れるのも楽しい。四季折々に美しい景観が楽しめると思うが、やはり新緑が陽光に輝く季節がいちばんのお勧めか。お弁当を持ってピクニック感覚で訪れても楽しめる。魅力的な公園である。
徳生公園