横浜線沿線散歩公園探訪
横浜市中区横浜公園
−横浜公園−
晩秋の横浜公園
December 2016
晩秋の横浜公園
横浜市中心部に位置する横浜公園は、大部分が横浜スタジアムに占められているが、北東側の一角には池を配した日本庭園も設けられている。池の周囲にはモミジの木が多く植えられ、晩秋になれば紅葉に染まって風情のある景観を見せてくれる。
晩秋の横浜公園

晩秋の横浜公園
横浜公園は敷地の大部分を横浜スタジアムが占めており、“散策の楽しい公園”とは言い難いが、北東側には池を配して日本庭園風に設えられた一角が設けられ、横浜の市街地の直中でありながら落ち着いた空間を成している。

その日本庭園区画、池を巡る園路脇などにモミジの木が多く植えられており、晩秋になれば鮮やかな紅葉に染まって美しい景観を見せる。園路を辿ってゆけば紅葉の景観はさまざまな表情を見せて飽きないが、やはり逆光に染まるモミジを池の北側から眺めるのが美しい。

横浜公園の日本庭園で美しい紅葉が観られることを知ってか知らずか、鑑賞に訪れてカメラを向ける人の姿も少なくない。紅葉を目当てにカメラ片手に訪れたらしい人に混じって、横浜散歩の途中で偶然立ち寄り、この景観に目をとめて立ち寄った様子の人もある。横浜の中心部でこれほどのモミジの紅葉が観られることは、あまり知られていないかもしれない。お勧めである。

晩秋の横浜公園
日本庭園を離れて園内を巡れば、イチョウの黄葉を楽しむこともできる。イチョウの黄葉はモミジの紅葉に比べて時期が少し早いから落葉が進んでいることが多いが、うまく時期が合えば楽しむことができるだろう。秋の日差しを浴びて黄金に輝くイチョウの黄葉はモミジとはまた違った興趣を感じさせて美しい。特に日本庭園南東側の入口横や日本庭園西側のイチョウがお勧めだ。澄んだ秋空を背景に見上げる黄葉のイチョウは何とも晴れやかな美しさである。
晩秋の横浜公園
横浜公園から北へ出れば「日本大通り」が延びている。日本大通りはイチョウ並木で、横浜の黄葉の名所のひとつと言っていい。イチョウ並木そのものもたいへんに美しいが、通り沿いに並ぶ歴史的な建築物とのコラボレーションが見所だ。特に神奈川県庁の「キングの塔」や旧横浜商工奨励館の建物との組み合わせはフォトジェニックで素敵な景観だ。日本大通りからさらに、これもイチョウ並木の名所である「山下公園通り」へと散策の足を延ばすのもお勧めだ。晩秋の横浜の散策コースとして定番と言っていい。
横浜公園の日本庭園は“紅葉の名所”と言えるほどの規模ではないが、その景観は充分に美しく楽しめるものだ。晩秋の横浜を訪ねて、日本大通りや山下公園通りのイチョウの黄葉が盛りを過ぎたタイミングだったら、ぜひ横浜公園を訪ねてみるといい。イチョウの黄葉が終わる頃から、モミジの紅葉は見頃を迎える。そろそろ冬の気配が漂う横浜の街で、風趣に満ちた時間を過ごすことができる。
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