横浜線沿線散歩公園探訪
相模原市中央区上溝
横山丘陵緑地
May 2015
横山丘陵緑地
相模原市中央区上溝の北東部に横山丘陵緑地という緑地帯がある。姥川とJR相模線の線路に挟まれるように横たわる斜面林で、緑地内には散策路が辿り、気軽に自然に親しむことができるように整備されている。この辺りは照手姫伝説の残るところで、横山丘陵緑地を中心に「てるて姫の里ロマン探訪の小路」と名付けられた散策ルートも設定されている。
横山丘陵緑地
横山丘陵緑地は、正しくは北は上溝地区の最北部から南は道保川公園までの姥川左岸の斜面林のことを指すようだ。このうち、北側に位置する日金沢上地区と姥沢地区とは隣接して一体化し、自然に親しむことのできる緑地として散策路などが整備されている。日金沢上地区と姥沢地区は姥川の左岸に位置し、姥川とJR相模線の線路に挟まれる形で細長く延びる斜面林だ。北側が姥沢地区、南側が日金沢地区で、両者は崖を降りる「せどむら坂」によって分けられているが、ほぼ一体化してひとつの緑地を成していると言っていい。
横山丘陵緑地
県道503号が姥川を跨ぐ日金沢橋が横山丘陵緑地日金沢上地区の南端部だ。橋の袂、北西側に緑地の入口があり、未舗装の散策路が樹林の中へと延びている。緑地内は鬱蒼とした雑木林だ。散策路途中には木製の観察デッキが設けられているが、眼前には木々が茂っていて眺望は望めない。冬になって落葉樹の葉が落ちれば見通しが利くようになり、野鳥観察などには良いところだろう。斜面下、姥川の河岸に沿った散策路もあり、斜面上の散策路と途中で繋がっている。姥川河岸には湧き水もあり、照手姫伝説に因んで「鏡の泉」と名付けられている。散策路を北へ抜けると「せどむら坂」、斜面を降りる坂の北側は姥沢地区だ。
横山丘陵緑地
「せどむら坂」から北側は横山丘陵緑地姥沢地区だ。斜面林と河畔の平地から構成されており、樹林地の中に広場も設けられ、四阿が置かれている。さらに北へ奥まったところは湿地となって木道が辿っている。姥沢地区はまさに照手姫伝説伝承地で、「姥沢幻想の碑」や「照手姫遺跡の碑」といった碑が建てられている。「姥沢幻想の碑」に描かれた絵は幼い照手姫と乳母の日野金子が言葉を交わしている様子のようだ。広場の周囲は鬱蒼とした樹林で、昼間でも薄暗いほどだ。JR相模線の線路が近いはずだが、不思議なほどにその音が届かない。交通量の多い道路からも距離があり、緑地の中は喧噪とは無縁の静けさに満ちている。
横山丘陵緑地の日金沢上地区までJR上溝駅から徒歩で20分ほどだろうか。やはり「てるて姫の里ロマン探訪の小路」を訪ねて散策を楽しむのがいいだろう。日金沢地区南端部、日金沢橋の南東側には横山公園があり、その北側は県道503号を挟んで榎神社が鎮座している。JR上溝駅を起点に、横山丘陵緑地と共にそれらを巡って散策するのがお勧めだ。来園者用の駐車場は用意されていないので、訪れるときはJR相模線を利用するか、車で訪れるなら上溝駅周辺の民間駐車場を利用するといい。
横山丘陵緑地