横浜線沿線散歩公園探訪
相模原市中央区横山
横山公園
May 2015
横山公園
相模原市横山の横山丘陵の高台に位置する横山公園はスポーツ施設の整った公園だ。広い公園だが、その敷地のほとんどを運動施設が占めており、その隙間を埋めるように遊具を置いた広場や林などが配された構成になっている。
横山公園

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横山公園

横山公園

横山公園
園内にはさまざまな運動施設が置かれている。公園南端にはテニスコート、中央部には陸上競技場、西側には野球場があり、東側には「相模原グリーンプール」の愛称で呼ばれる相模原市立総合水泳場が併設されている。「相模原グリーンプール」は1998年に開催された神奈川国体の際に整備されたもので、国際公認のコースや飛込プールなどを有している。「相模原グリーンプール」は財団法人相模原市体育協会が運営に当たっている。

テニスコートと陸上競技場との間には「芝生広場」があり、小さな子どもを連れたお母さんたちの姿を見ることも多い。規模は大きなものではなく遊具類も少なく、近所に暮らす子どもたちの日常的な遊び場としての役割以上のものではないだろう。「芝生広場」の西側は木々の茂る一角で、小高い丘を成している。「展望広場」の名があるが木々に囲まれているために残念ながら「展望」は期待できない。

陸上競技場の北側には「樹林広場」と名付けられた一角がある。「樹林広場」の辺りに、以前は「神奈川県園芸試験場相模原分場」があった。「神奈川県園芸試験場相模原分場」は樹木の試験研究を行う専門機関で、この地で44年間、活動してきたが、1995年(平成7年)、神奈川県行政組織規則の一部改正により、農業総合研究所と園芸試験場、蚕業センターが統合されて平塚市上吉沢に移転した。「樹林広場」は、その跡地を横山公園の拡張部分として整備したものだ。広場内の樹木には園芸試験場で栽培されていたものも取り入れられているそうで、広場そのものも園芸試験場時代の面影を残して整備されたものという。「樹林広場」は横山公園の中ではのんびりとした時間を過ごすことのできる数少ない場所のひとつと言っていい。

横山公園内には桜の木も多く、春には素晴らしい景観を見せてくれる。特に野球場西側や「樹林広場」の桜が見事で、お花見に訪れる人の姿も多い。また横山公園は相模原市内の紫陽花の名所として名を連ね、園内の随所で紫陽花を見ることができる。特に陸上競技場の周囲、「芝生広場」の西端辺り、公園の南東の角にある第一駐車場周辺などに紫陽花が多く植栽されており、花期には美しい景観となって公園に潤いを与えてくれる。

公園の南側には相模原市立上溝中学校が隣接しているが、中学校の周囲も木々の茂った緑地帯で、公園と一体化した印象となって、まるで公園の中に中学校が建っているかのようだ。中学校の南側、西にJR相模線を見下ろす丘にも木々の間を縫って散策路が整備されている。この辺り、さらに北側の横山丘陵緑地周辺も含めて「てるて姫の里ロマン探訪の小路」という散策コースが設定されている。横山公園から足を伸ばしてみるのもお勧めだ。
運動施設を中心とした公園だから、休日などにのんびりとしたひとときを過ごす目的に適しているとは言えないと思うが、「展望広場」や「樹林広場」などは木々が茂って緑に溢れ、穏やかな空気に包まれている。桜や紫陽花の花期に、それらを目当てに訪れるとより楽しめるだろう。

駐車場は公園南東側、北東側、北西側の角にそれぞれ用意されている。駐車台数にも余裕があり、普段であれば困ることは少ないと思うが各運動施設で競技会などが行われていると満車になってしまうかもしれない。JR相模線上溝駅からも近く、相模原市立上溝中学校の横を抜けて10分ほど歩けば公園に着く。
横山公園