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相模原市大島
桜咲く相模川自然の村
April 2007
桜咲く相模川自然の村
相模原市大島の相模川河岸は一帯が「相模川自然の村」として整備され、「上大島キャンプ場」や「相模川自然の村公園」などを置き、行楽シーズンにはバーベキューを楽しむグループや家族連れで賑わうところだ。桜の名所としても知られ、桜の季節にはお花見の人が大勢訪れて、これもまたたいへんな賑わいを見せる。桜が満開となった四月上旬、「相模川自然の村」を訪ねた。
桜の花期の上大島キャンプ場周辺は、まるで全体が桜に包まれたような見事な景観になる。上大島キャンプ場から上流側の諏訪森下橋の辺りにかけて河岸に沿って大きく枝を張った桜が並ぶ。中央部には桜に囲まれた広場もある。桜の木自体も大きく、数も多く、「桜の名所」と言って差し支えないだろう。

桜咲く相模川自然の村

桜咲く相模川自然の村

桜咲く相模川自然の村

桜咲く相模川自然の村

桜咲く相模川自然の村

桜咲く相模川自然の村
桜を眺めながらのんびりと散策を楽しむのももちろん良いものだが、上大島キャンプ場は桜の下にゆったりと腰を落ち着けてお花見を楽しむのに相応しい場所だと言えるかもしれない。訪れた日は平日だったが、大勢の人たちで賑わっていた。南端部分の草はらの広場では桜の下にシートを広げ、ランチタイムを兼ねてのんびりと春のひとときを楽しむ家族連れやグループの姿が多い。中央部分の広場ではバーベキューを楽しむ人たちも多く、大人数で宴会を楽しんでいる人たちもいる。その横をのんびりと散策を楽しむ人たちの姿がある。中央辺りの道脇には露店もいくつか並び、まさに「お祭り」のような賑わいだ。

訪れた日は天候に恵まれ、空は快晴で青く澄み渡っていた。その青空を背景に見る桜は何とも形容できないほどの美しさだ。この辺りでは河岸は北西から南東に向かって延びており、お昼前後の時間帯では桜の並木が川側から日差しを受けることになる。河岸の舗道を歩きながら眺めれば日差しを浴びた桜が青空を背景に輝くように映える。その景観を眺めながらの散策は、河岸の開放感も手伝って爽快な気分が味わえる。キャンプ場の東側から見れば、陰になった対岸の山肌を背景にして桜が逆光に浮かぶ。その風景もたいへんに美しい。規模が大きいからさまざまな場所でさまざまな方向から眺めればそれぞれに違った表情を楽しむことができて飽きない。

河岸の舗道を歩きながら対岸に目を向けると、対岸の山肌に木々の緑に埋もれるようにして桜が咲いている。ヤマザクラだろうか、日陰側になった山肌に、そこだけ日差しを受けてぽっかりと桜色が浮かぶ。なかなか興趣のある眺めだ。この眺めを美しいと思う人は少なくないようで、河岸に三脚を据えてカメラのレンズを向ける人の姿もあった。

上大島キャンプ場周辺は、北側には「相模川清流の里」や「相模川ビレッジ若あゆ」などの施設があり、「相模川自然の村」として相模原市が整備を進めている。南側にはキャンプ場に隣接して相模川自然の村公園があり、キャンプ場と一体化するように行楽の人々で賑わう。相模川自然の村公園には水遊びのできるせせらぎが整備されており、夏には子どもたちの歓声が響く。さすがに桜の季節では水遊びにはまだ早いが、公園内の広場でくつろぎながら河岸の桜を眺めるのも悪くない。相模川自然の村公園には河岸段丘を利用して造られた展望台があり、相模川の景色を一望できるのだが、そこから見る上大島キャンプ場の桜もたいへんに美しい。眼下に広がる相模川とその河岸に広がる桜の色彩は、丹念に造り上げられた箱庭のようにも見えて、のんびりと眺めていたくなる。
規模の点でも景観の美しさでも、春の上大島キャンプ場周辺は花見の名所と言っていいだろう。相模川河畔という立地は開放感もあり、自然豊かな周囲の景観と桜の組み合わせは素晴らしいものだ。相模川自然の村公園も併せて春の行楽地としての魅力は大きい。家族連れや友人同士で、お弁当を持って、あるいはバーベキューの準備を整えて訪れると楽しめるだろう。平日に訪れたときにもずいぶん賑わっていたから、桜が満開の時期の週末にはかなりの人出があるに違いない。駐車場は比較的余裕があるが、そのようなときには足りなくなるかもしれない。余裕を持って出かけたい。
桜咲く相模川自然の村