愛知県南部、知多半島の突端の岬を羽豆(はず)岬という。岬はこんもりと木々の茂った小高い丘を成している。約1600万年前にできた砂岩と頁岩の層が互い違いに積み重なってできているのだそうだ。
この羽豆岬の丘の上には神社が鎮座している。羽豆神社という。いつ頃創建されたものかははっきりしないようだが、境内に設置された「社傳」によれば“白鳳年中”の創立とのことだから西暦600年代頃のことか。「社傳」には「創立白鳳年中(700〜)」と記述されているが、西暦700年代を迎える頃には既に在ったという意味だろう。927年(延長5年)に完成した「延喜式神名帳」にもその名が記載された、いわゆる「延喜式内社」だから千年以上の歴史を持つ古社であることは間違いない。羽豆神社に祀られる建稲種命(たけいなたねのみこと)は尾張氏の祖神で、東征の際の日本武尊に仕え、武功を挙げた神だという。
この羽豆岬の丘の上には神社が鎮座している。羽豆神社という。いつ頃創建されたものかははっきりしないようだが、境内に設置された「社傳」によれば“白鳳年中”の創立とのことだから西暦600年代頃のことか。「社傳」には「創立白鳳年中(700〜)」と記述されているが、西暦700年代を迎える頃には既に在ったという意味だろう。927年(延長5年)に完成した「延喜式神名帳」にもその名が記載された、いわゆる「延喜式内社」だから千年以上の歴史を持つ古社であることは間違いない。羽豆神社に祀られる建稲種命(たけいなたねのみこと)は尾張氏の祖神で、東征の際の日本武尊に仕え、武功を挙げた神だという。