茨城県北茨城市、太平洋に面した海岸部の最北部に「五浦(いづら)海岸」と呼ばれる景勝地がある。大小五つの入り江が連なることからその名があり、太平洋の荒波に洗われた断崖が興趣に富んだ景観を見せるところだ。「日本の渚100選」のひとつにも選ばれ、「日本の音風景100選」にも「五浦海岸の波音」が選ばれている。
五浦海岸は岡倉天心が愛した土地としても知られ、一時期は自らの主宰する美術院の拠点を五浦に移し、居宅を構えている。その居宅跡は「茨城大学五浦美術文化研究所岡倉天心旧居(研究室)」として国の登録有形文化財(建造物)となっており、2014年(平成26年)には天心関連遺跡と海岸とを含めて「岡倉天心旧宅・庭園及び大五浦・小五浦」として国の登録記念物に選定されている。
五浦海岸は岡倉天心が愛した土地としても知られ、一時期は自らの主宰する美術院の拠点を五浦に移し、居宅を構えている。その居宅跡は「茨城大学五浦美術文化研究所岡倉天心旧居(研究室)」として国の登録有形文化財(建造物)となっており、2014年(平成26年)には天心関連遺跡と海岸とを含めて「岡倉天心旧宅・庭園及び大五浦・小五浦」として国の登録記念物に選定されている。