「道の駅どうし」は言うまでもなく、「道志みち」を車で行き来する人たちの休憩施設としての役割を担っている。休日や行楽シーズンには観光客の姿が多いのだろう。敷地内は端正にまとめられた印象だ。メインの建物の前には芝生広場や小川、池などが設けられ、庭園風に整備されて潤いのある景観になっている。広場内には四阿やベンチが設置されているからのんびりと一休みするのにもいい。
当然のことながら、「道の駅どうし」もまた幹線路沿いの休憩施設としてだけでなく地元の情報発信基地としての役割も担っている。施設内には地元情報を入手できる案内所が設けられ、特産品の直売所も置かれている。レストランのメニューも地元素材を使ったものが主体だそうだ。特産品直売所では特産のクレソンや「道志ポーク」を使った加工品を中心に、新鮮な野菜類も販売されていた。訪れた八月初旬、販売所前の通路脇には南瓜やトウモロコシが山と積まれたワゴンが置かれていた。帰り道に立ち寄ったときにはそうした特産品をお土産に買い求めるのもお勧めだ。