八王子市めじろ台
めじろ台富士見公園
Visited in October 2018
八王子市めじろ台一丁目の南端部に「めじろ台富士見公園」という小公園が設けられている。広場に遊具類を設置しただけの小さな公園だ。
めじろ台富士見公園は小さな街区公園で、面積は861平方メートルしかない。その立地から考えても、京王めじろ台マンションをはじめとする、近隣の住宅に暮らす人たちの“共同の庭”のような役割を担う公園なのだろう。1973年(昭和48年)に供用開始となったものだ。
公園は長方形の敷地で、その全てが広場として使われている。その中にケヤキなどの樹木が立ち、各種の遊具やベンチが設置されている。遊具はブランコや滑り台、鉄棒といった一般的なものだ。北西側の角にはめじろ台一丁目町会の防災倉庫が置かれているが、残念ながらトイレは設置されていない。
園内に荒れた印象はなく、日常的な整備がなされていることが窺える。今回訪れたとき(2018年10月)、園内に人の姿はなかった。
めじろ台は、その名からもわかるが小高い台地を成した地形で、遠く富士山の頂上部を見ることのできる場所も少なくない。この公園の名も、公園横の富士見橋の名も、富士山の姿が見えることからの命名だろうと思うが、現在ではめじろ台駅南側の線路脇に建物が建っているために眺望が遮られ、富士山の姿を望むことができない。少し残念なところである。
めじろ台富士見公園は近所に暮らす人たちのための小さな街区公園であり、遠方から訪ねてみたくなるような特徴のある公園ではない。電車好きの人なら、すぐ横を京王線の線路が通り、その様子を富士見橋から眺めることができるという点が魅力かもしれない。