横浜市港北区篠原台町
篠原園地
Visited in October 2003
横浜市港北区の南端、神奈川区との区境に近く、篠原台町の町に篠原園地という公園がある。県立の施設だが、それほど大きな規模のものではなく、住宅街の中に残された緑地といった佇まいだ。園地は東西に長く、そのほとんどを雑木の斜面林が占め、林の中を抜けるように散策路が延びる。
西側部分には小さな広場が置かれ、子どもたちのための遊具類が置かれている。遊具はシーソー、ブランコ、滑り台を兼ねた複合遊具などで、それほど充実しているとは言えないが、近所に暮らす子どもたちの日常の遊び場としては充分かもしれない。訪れた時には子どもたちの遊ぶ姿はなかった。遊具の置かれた広場に隣接して、北側に子供用のプールがある。訪れた時はシーズンではなかったために閑散としていたが、夏は子どもたちの歓声が聞こえてくるのだろう。広場の隅に水飲み場があったが、これが竹の切り株を模した造形になっている。このような造形のものは他で見たことがなかった。なかなか面白いという気がする。
神奈川県横浜地区公園管理事務所が管理を行っているようだが、住宅街の中に残された緑地といった小規模の公園が県立の施設であるというところに興味を覚える。おそらく古い歴史があるのではないかと思うが、開設にあたってどのような経緯があったのだろう。所持していた地図には「篠原園地」ではなく「篠原苑地」という字で記されている。かつては「篠原苑地」であったのだろうか。
周辺は住宅街で、その中に残された緑地として貴重であるだろう。木々の中には桜も多く、春の花期は美しい景色を見せてくれるのではないかと思われた。東端部分では神奈川区白幡町の白幡池公園に隣接し、そのまま繋がっている。この両者を、周辺の散策と併せて楽しむのも悪くない。やはり桜の時期から新緑の季節を選ぶのが楽しめるだろう。
周辺は住宅街で、その中に残された緑地として貴重であるだろう。木々の中には桜も多く、春の花期は美しい景色を見せてくれるのではないかと思われた。東端部分では神奈川区白幡町の白幡池公園に隣接し、そのまま繋がっている。この両者を、周辺の散策と併せて楽しむのも悪くない。やはり桜の時期から新緑の季節を選ぶのが楽しめるだろう。