多摩市永山
瓜生緑地
Visited in June 2000
多摩市永山の中央部あたり、鎌倉街道に面して瓜生緑地がある。緑地は鎌倉街道に沿って南北に長く、中央部を横切る道路によって南側と北側とに二分されている。南側部分は木立が多く、その中をせせらぎが流れてやがて池を形作っている。せせらぎに沿うように散策路が設けられており、暑い季節には涼しげな風情が魅力的だ。池には鯉の泳ぐ姿があり、池のなかほどまで張り出すように造られた四阿などもあり、ベンチに座ってくつろぐ人の姿を見ることも多い。
緑地の北側は明るく開放的な造りで、どちらかと言えば和風の印象の南側と比べてこちらは近代的な雰囲気の造りになっている。ゆるやかなスロープを描く芝生の広場のさらに北には池があり、こちらにも小魚の姿を見る。公園の南側と北側とを隔てる道路の下には、両者を繋ぐ小さなトンネルが設けられている。このトンネルを北に出た部分の脇には梅の木が何本か植えられており、早春には梅の香りを楽しむことができる。
特に取り立てて特徴のある緑地ではないが、近辺に暮らす人々にとっては日常の一部としてのくつろぎの場として魅力的なものだろう。残念ながらすぐ脇を通る鎌倉街道が車輌の通行量も多く、木立の向こうから絶えず車の騒音が聞こえてくる。日常を離れた静かなひとときを楽しむというわけにはいかないが、木立の中を縫って流れるせせらぎなどは住宅街の中にあっては心安まるものであるに違いない。
南北を隔てる道路沿いに六台分の駐車場があるが、基本的に管理用のものとして用意されており、利用するには届け出る必要があるようだ。緑地の北端部分から鎌倉街道を跨ぐ橋へと登ることができ、これを西に渡ると貝取北公園へと至る。また緑地の東に沿う舗道をそのまま北へと辿ると、子どもたちの夏の水遊び場として造られた「瓜生せせらぎ遊歩道」という遊歩道が北の乞田川河畔まで続いている。
緑地の北側は明るく開放的な造りで、どちらかと言えば和風の印象の南側と比べてこちらは近代的な雰囲気の造りになっている。ゆるやかなスロープを描く芝生の広場のさらに北には池があり、こちらにも小魚の姿を見る。公園の南側と北側とを隔てる道路の下には、両者を繋ぐ小さなトンネルが設けられている。このトンネルを北に出た部分の脇には梅の木が何本か植えられており、早春には梅の香りを楽しむことができる。
南北を隔てる道路沿いに六台分の駐車場があるが、基本的に管理用のものとして用意されており、利用するには届け出る必要があるようだ。緑地の北端部分から鎌倉街道を跨ぐ橋へと登ることができ、これを西に渡ると貝取北公園へと至る。また緑地の東に沿う舗道をそのまま北へと辿ると、子どもたちの夏の水遊び場として造られた「瓜生せせらぎ遊歩道」という遊歩道が北の乞田川河畔まで続いている。