相模原市下溝
下原やえざくら通り
Visited in April 2008
相模原市下溝のほぼ中央部、「下原やえざくら通り」という名の通りが南北に延びている。道保川の西側に沿うように延びる通りで、その名が示すように八重桜の並木道になっており、相模原市の花の名所のひとつとして知られている。八重桜が満開を迎えた四月の下旬、「下原やえざくら通り」を歩いた。
「下原やえざくら通り」はJR相模線の上溝駅東側から下溝駅南側まで道保川の西側に沿うように延びる道路の一部で、北は「上中丸」交差点から南は「フィッシングパーク下」交差点まで、およそ1キロメートルほどの距離だ。
この通りの東側に広い歩道が設けられ、歩道と車道の間に八重桜が並んでいる。道の両側ではなく東側の片側だけというのが少しばかり物足りない気もするが、それでも満開の八重桜が並木となって続く景観は素晴らしいものだ。広く取られた歩道を八重桜を見上げながら歩くのは楽しいものだが、ときおり道路を渡って西側の歩道から眺めるのもいい。道路は緩やかに曲がっており、それに沿って八重桜の並木も緩やかな曲線を描く。その様子もいい。
八重桜の並木の根方は小さいながらも緑地帯になって、そこでさまざまな花が咲いている。目に留まっただけでもツツジやシャガ、アヤメなどの花々が八重桜の並木道にさらに彩りを添えてくれている。そうした花々にも目を向け名がら歩くと散策はさらに楽しい。
八重桜の並木の根方は小さいながらも緑地帯になって、そこでさまざまな花が咲いている。目に留まっただけでもツツジやシャガ、アヤメなどの花々が八重桜の並木道にさらに彩りを添えてくれている。そうした花々にも目を向け名がら歩くと散策はさらに楽しい。
「下原やえざくら通り」は車両の通行も少なくなく、車の騒音が無視できないのも残念なところだが、それでも満開の八重桜並木は充分に魅力的だ。「下原やえざくら通り」へはJR相模線当麻駅から徒歩で十数分といったところだろうか。充分に歩ける距離だ。「下原やえざくら通り」の南端、「フィッシングパーク下」交差点の東側にはかつての「神奈川県フィッシングパーク」の跡地を整備した公園があり、そこでも八重桜や花水木が美しい。この「フィッシングパーク跡地」は県立相模原公園の管理下にあり、東側に段丘を上がれば相模原公園本園へも近い。併せて訪ねてみるのもお勧めだ。また「下原やえざくら通り」はその中ほどで「横浜水道道緑道」と交差する。これらと併せて自分なりの散策ルートを設定して訪れると、より楽しめるだろう。