横浜線沿線散歩公園探訪
横浜市鶴見区東寺尾
東寺尾ふれあいの樹林
May 2003
東寺尾ふれあいの樹林
横浜市鶴見区の南西部、神奈川区と接するあたりの東寺尾一丁目、丘の北斜面に雑木林の残る一角がある。この林は「東寺尾ふれあいの樹林」と名付けられ、その名が示すように雑木林の自然とのふれあいを楽しめる場所として保全活用がなされている。本来は私有地だが、所有者の厚意によって解放されているものという。決して規模の大きな雑木林ではないが、周辺が住宅街となってしまった中で、こうした林が保全されているのは貴重なことだと言えるだろう。林の管理は「愛護会」によって行われているらしい。地元の有志の人々によって丁寧に手をかけて守られているという印象があって、歩いていても心の和む思いがする。

東寺尾ふれあいの樹林
訪れたのは五月、新緑も美しく、輝くような木洩れ日が降り注いでいる。林はコナラやクヌギなどの落葉樹が中心だが、常緑樹も混じっており、さまざまな樹木を見ることができる。真っ直ぐな幹で立つムクノキも目を引く。林は基本的に斜面林だが、それほど急な斜面ではなく、のんびりと散策を楽しむことができる。上部にはベンチを置いた広場のような一角もあり、犬の散歩の途中で一休みする人の姿があった。そのようにして、付近に暮らす人たちの散歩コースとして親しまれているのだろう。

あくまで地元に暮らす人たちのための林であり、雑木林散策を目的に訪れると少々物足りない規模であるかもしれない。この丘はちょうど鶴見区と神奈川区との境に当たり、丘の南側はすでに神奈川区だ。その神奈川区西寺尾二丁目となった丘の東南側の斜面には「西寺尾の丘公園」があり、これも樹木の茂る丘の風景が美しい。また、「東寺尾ふれあいの樹林」から少し北へ降りると「入江川せせらぎ緑道」が近く、それらを併せての散策が楽しい。
東寺尾ふれあいの樹林