横浜線沿線散歩公園探訪
八王子市堀之内
堀之内洗馬川公園
October 2012
堀之内洗馬川公園
八王子市堀之内二丁目の東端、大栗川左岸に堀之内洗馬川公園という公園がある。3000平方メートルにも満たない小さな公園だが、草はらの広場を中心に樹林地や小さな“丘”を設け、潤いのある公園として整備されている。
堀之内洗馬川公園

堀之内洗馬川公園

堀之内洗馬川公園
堀之内洗馬川公園は大栗川の左岸、番場橋の袂に位置している。対岸には堀之内番場公園という公園もあり、それぞれの名になる「洗馬川」や「番場」という古くからの地名がこの辺りの土地柄を窺わせる。

堀之内洗馬川公園は大栗川河畔の住宅街の中にあり、その街区の小公園としての役割を担ったものだろう。園内のほとんどは草はらとなった広場が占めているが、東南側の角、すなわち番場橋に近い隅にはわずかに樹林が設けられ、その横にはこんもりと小高くなった“丘”が設けられている。その“丘”の斜面を利用して滑り台が設置されており、それが堀之内洗馬川公園の唯一の遊具だ。北東側に角には弧を描いてパーゴラが設けられ、その下にはベンチが置かれている。ベンチは公園西側にも置かれ、また“丘”の裾部分には石造りのベンチがオブジェのように置かれている。

この程度の規模の公園は、一般的な傾向として“平坦な地面の広場にベンチと複合遊具が置かれているだけ”といったものも少なくないのだが、堀之内洗馬川公園はなかなか工夫されているという印象がある。規模は小さいながらも樹林があり、“丘”があり、公園西側の外縁部にも木立があり、それによって潤いのある空間が演出されている。大栗川の河岸という立地のお陰で開放感があるのもいい。その大栗川を園内から眺めれば、対岸の堀之内番場公園の樹林地が借景となってさらに緑濃い風景に見える。そのことも堀之内洗馬川公園の印象を心地良いものにしてくれている。小さな公園で、遊具類も充実しているとは言い難いが、河岸に位置する緑の空間として周辺の住宅街に暮らす人にとっては大切な公園であることだろう。
堀之内洗馬川公園は地元の人たちのための憩いの場としての公園で、駐車場はもちろん、トイレも設置されておらず、遠方から訪れる対象としての性格はまったく持っていない。大栗川の対岸には河岸に由木緑道という緑道が辿っている。由木緑道に沿った散策の際、立ち寄ってみるのも一興かもしれない。
堀之内洗馬川公園