横浜線沿線散歩公園探訪
八王子市大和田町
−元横山公園−
桜咲く元横山公園
April 2004
桜咲く元横山公園
浅川大橋の袂に位置する元横山公園は小さな公園だが、桜の名所としてその名をよく知られている。公園南側の端、浅川の土手に沿うように桜の大木が並ぶ。桜は樹齢60年ほどだそうで、公園全体を覆うように大きく枝を広げている。桜の花の時期には公園が桜色の天蓋に覆われたような印象になって、ため息が出るほどの景観だ。
桜咲く元横山公園
訪れた四月の始め、公園はお花見の人たちで賑わっていた。子ども連れのお母さんたちのグループが東側の広場にシートを広げてくつろぎ、子どもたちは思い思いに遊具で遊んでいる。ずいぶんと大勢だったから、町内会や保育園などの催しでお花見に訪れていたのかもしれない。その中を散策を楽しむ人たちがそぞろ歩きで行き交っている。カメラを携えている人も多い。この時期、園内のどこを見ても見事な桜に溢れていて、カメラを構える手も迷ってしまいそうだ。

桜咲く元横山公園
園内に並ぶ桜は、浅川の土手の舗道から見るのも美しい。浅川の左岸、すなわち北側に位置しているから、土手の舗道から見ると順光になり、春の日差しを浴びて輝くばかりの景観となる。園内の桜を土手の上から見れば、一段高くなったところから見ることになるので、桜の枝は眼前に間近に迫る。カメラを構えて桜の花の接写を試みる人の姿も少なくない。浅川大橋から桜を見ると、下流側に向かって遠近法的に収束してゆく景観が美しい。浅川大橋の歩道からカメラを向ける人の姿も多かった。

桜咲く元横山公園
よく見れば桜はまだ八分咲きの状態のようだったが、満開の状態になるとさらに素晴らしいものになるだろうか。これ以上に美しくなるというのはなかなか想像がつかない。公園自体はこれといって特徴のない小規模なものだが、いわば桜の「隠れた名所」的によく知られているのも納得できる気がする。「桜の咲く景色」を楽しむというようなものではないが、桜の大木が集まって咲くときに出来上がる凝縮された美しさとでも言えばいいだろうか。その中に身を包まれるような感覚が楽しい。
八王子駅からは北へ真っ直ぐに歩いて20分ほどだ。駐車場は用意されていない。バス路線も通っているからバスを利用してもよいだろう。トイレは設置されている。小さな公園だが、桜の好きな人なら少々遠方からお花見に訪れても後悔することはないだろう。
桜咲く元横山公園

桜咲く元横山公園

桜咲く元横山公園