横浜線沿線散歩公園探訪
横浜市都筑区茅ヶ崎中央〜荏田東
−都筑中央公園−
晩秋の都筑中央公園
December 2006
晩秋の都筑中央公園
都筑中央公園は20ha近くにもなる園内に里山の風景を残した自然溢れる公園だ。晩秋になれば雑木林の落葉樹が黄葉し、穏やかで郷愁に満ちた秋の里山の風情を楽しむことができる。

晩秋の都筑中央公園
里山の風景を保全して整備された都筑中央公園の秋は、やはりクヌギやコナラなどの落葉樹が見せてくれる表情の美しさがいちばんの魅力だろう。そうした風景は「紅葉」としては地味だが、深まってゆく季節の味わいを感じながらの散策は心安らぐものだ。ときおり足を止めて顔を上げれば、澄んだ秋空を背景に黄葉した樹木が日を照り返して輝く。その様子がとても美しい。園内を巡る遊歩道を辿れば、ところどころにイロハモミジの木もあり、見事な紅葉を見せてくれるところもある。そうしたものを楽しみながらのんびりと晩秋の散策を楽しむのがいい。

晩秋の都筑中央公園
公園東端部には杉山神社が建っているが、この鳥居横にはイロハモミジの木があり、日差しを浴びて美しい紅葉を見せてくれる。紅葉したモミジと白い鳥居、その背景には常緑樹の緑があり、その色彩の組み合わせがとても美しい景観を見せる。鳥居横にはイチョウの木もあるが、訪れたときには残念ながらすでに落葉してしまっていた。杉山神社の境内に歩を進めると、足元にはおびただしい数のシイの実が落ちている。境内に大きなシイの木があるのだ。子どもの頃を思い出してドングリ拾いを楽しんでみるのも一興かもしれない。

晩秋の都筑中央公園
「宮谷戸の大池」の奧、池の西側の舗道脇にもイロハモミジの並ぶ一角がある。公園として整備されたときに植栽されたものだろう。晩秋の低い角度で差す日差しは丘の東側ではすぐに陰ってしまい、このイロハモミジもほとんどが日陰に落ちてしまうのが残念だが、池の岸辺近くには見事な紅葉を見せるモミジの木もあり、なかなか楽しめる。対岸から池越しに眺める景観もよく、常緑樹の緑とモミジの紅葉が池の水面に映り込む様子がとても美しい。ひっそりとした池の佇まいと相俟って静かな秋の風情を感じさせてくれる。

都筑中央公園は「紅葉の名所」というわけではないが、里山の風景の見せてくれる晩秋の表情や、ところどころで見られるモミジの紅葉など、晩秋の散策路として充分に楽しめる。園内を歩いているとどこからコゲラの音が聞こえてきた。雑木林の見せる静かな秋の風情を感じながらのんびりと園内を巡るのがいい。
晩秋の都筑中央公園

晩秋の都筑中央公園