神奈川県藤沢市の北部、茅ヶ崎市の北端部に接して遠藤という地区がある。慶応大学湘南藤沢キャンパスが建っているのが、この遠藤地区だ。その慶応大学湘南藤沢キャンパスの東側から南側へ沿うように、小出川という小さな川が流れている。小出川の河岸は「花とせせらぎの道」として整備され、上流川部分には紫陽花が、下流側には彼岸花が植栽され、それぞれの花期に美しい景観を見せてくれる。「遠藤まちづくり推進協議会」が主体となって環境整備が進められているもののようで、それぞれ「遠藤あじさいの会」と「遠藤彼岸花の会」が日常の管理に当たっているという。紫陽花が植えられているのは、ちょうど慶応大学湘南藤沢キャンパスの東側に当たる部分、「えびす橋」から「大黒橋」にかけての区間だ。「遠藤のあじさい」として知られ、観賞に訪れる人も少なくないようだ。