そもそも皇族で初めて葉山に別邸を置いたのは有栖川宮家だという。1891年(明治24年)頃のことで、その有栖川宮別邸に英照皇太后や皇太子時代の大正天皇が滞在されて葉山の地を気に入られ、皇室侍医であったドイツ人医師エルヴィン・フォン・ベルツ博士の進言もあって、皇室の保養先として1894年(明治27年)に葉山御用邸が造営されたのだという。ちなみに旧有栖川宮別邸跡地は現在は神奈川県立近代美術館葉山館になっている。
葉山御用邸の北側には明治期に造営された岩倉具定や金子堅太郎、井上毅らの別荘があったが、それらを買い上げ、1919年(大正8年)に葉山御用邸付属邸が造られている。1926年(大正15年)12月25日、葉山御用邸付属邸で療養中だった大正天皇が崩御された。ただちに皇位継承の儀式が執り行われ、昭和天皇が即位されている。昭和の時代は葉山で始まったのである。
その葉山御用邸付属邸の跡地に、1987年(昭和62年)6月に開設されたのが「葉山しおさい公園」である。「葉山しおさい公園」は「大正天皇崩御・昭和天皇皇位継承の地」として葉山町の史跡に指定されている。
葉山御用邸の北側には明治期に造営された岩倉具定や金子堅太郎、井上毅らの別荘があったが、それらを買い上げ、1919年(大正8年)に葉山御用邸付属邸が造られている。1926年(大正15年)12月25日、葉山御用邸付属邸で療養中だった大正天皇が崩御された。ただちに皇位継承の儀式が執り行われ、昭和天皇が即位されている。昭和の時代は葉山で始まったのである。
その葉山御用邸付属邸の跡地に、1987年(昭和62年)6月に開設されたのが「葉山しおさい公園」である。「葉山しおさい公園」は「大正天皇崩御・昭和天皇皇位継承の地」として葉山町の史跡に指定されている。