長野県塩尻市奈良井はかつて中山道奈良井宿として栄えたところだ。奈良井宿は中山道六十九次のうち、江戸から34番目、木曽路十一宿の中では贄川宿の次の宿場である。奈良井宿と次の藪原宿との間に難所として知られる鳥居峠があったからか、奈良井の宿は多くの旅人で賑わう、規模の大きな宿場だったという。
JR中央本線奈良井駅は、その奈良井宿への鉄路の玄関口だ。JR中央本線は1889年(明治22年)に新宿ー立川間で開業した甲武鉄道が始まりだ。同年のうちに路線は八王子まで延伸した。1901年(明治34年)には官設により八王子ー上野原間が開業、1906年(明治39年)には塩尻まで延伸開業している。塩尻から奈良井までが延伸開業したのが1909年(明治42年)のことで、奈良井駅はこのときに開業した。
JR中央本線奈良井駅は、その奈良井宿への鉄路の玄関口だ。JR中央本線は1889年(明治22年)に新宿ー立川間で開業した甲武鉄道が始まりだ。同年のうちに路線は八王子まで延伸した。1901年(明治34年)には官設により八王子ー上野原間が開業、1906年(明治39年)には塩尻まで延伸開業している。塩尻から奈良井までが延伸開業したのが1909年(明治42年)のことで、奈良井駅はこのときに開業した。