“滝”というものは、やはり暑い夏の盛りに涼を求めて訪ねるのが良いようにも思えるが、今回訪れたのは六月、しかも雨模様の夕方だった。すでに薄暗くなりかけた中での観瀑だったが、靄の立ちこめる渓流は何やら幽玄の雰囲気が漂い、それはそれで興趣のあるものだったかもしれない。
浄蓮の滝は沼津市で駿河湾に注ぐ狩野川の最上流部、本谷川に位置する滝で、伊豆半島最大級の滝だという。高さは25m、滝壺の深さは15mあるそうだ。この滝の上流にはもう一つ「上の滝」と呼ばれる滝があり、さらに「上の滝」と浄蓮の滝との間に「中の滝」もあったそうだが、「中の滝」は地震で姿を消してしまったという。浄蓮の滝は本来は「下の滝」という名だったが、滝近くの山中に浄蓮寺という寺があったことから「浄蓮の滝」と呼ばれるようになったものらしい。
浄蓮の滝は沼津市で駿河湾に注ぐ狩野川の最上流部、本谷川に位置する滝で、伊豆半島最大級の滝だという。高さは25m、滝壺の深さは15mあるそうだ。この滝の上流にはもう一つ「上の滝」と呼ばれる滝があり、さらに「上の滝」と浄蓮の滝との間に「中の滝」もあったそうだが、「中の滝」は地震で姿を消してしまったという。浄蓮の滝は本来は「下の滝」という名だったが、滝近くの山中に浄蓮寺という寺があったことから「浄蓮の滝」と呼ばれるようになったものらしい。