東京都日の出町の中央部を平井川という川が流れている。日の出町西部の山間を源流部とし、日の出町からあきる野市へと流れ、あきる野市東端部で多摩川に合流する。日の出町の役場が置かれている辺り、平井川は緩やかに南へ蛇行し、その北側河畔、蛇行する平井川の弧の内側には平地が横たわる。その平地の一角に役場も置かれているわけだが、役場の東側は基本的に農地で、長閑な風景が広がっている。この辺りの農地を「塩田耕地」というらしい。この塩田耕地、弧を描く平井川の河岸には桜が並び、春には見事に咲き誇って平井川を彩る。「塩田堤の桜」、あるいは「塩田耕地堤の桜」と呼ばれ、桜の名所として知られている。
塩田堤の桜並木は、その名のように平井川の左岸側、すなわち塩田耕地側に植えられている。上流側は都道184号奥多摩あきる野線が平井川を越える西平井橋から下流側は南に離れた平井川が再び都道184号奥多摩あきる野線に近づく「塩沢」交差点付近まで、桜が並ぶのは1km弱といったところか。途中には切れ目があったりもするが、概ねその区間の河岸に桜並木が続いている。日の出町によれば、塩田堤には108本の桜が植えられているそうだ。
塩田堤の桜並木は、その名のように平井川の左岸側、すなわち塩田耕地側に植えられている。上流側は都道184号奥多摩あきる野線が平井川を越える西平井橋から下流側は南に離れた平井川が再び都道184号奥多摩あきる野線に近づく「塩沢」交差点付近まで、桜が並ぶのは1km弱といったところか。途中には切れ目があったりもするが、概ねその区間の河岸に桜並木が続いている。日の出町によれば、塩田堤には108本の桜が植えられているそうだ。