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八王子市堀之内
堀之内の百日紅並木
Visited in August 2022
堀之内の百日紅並木
八王子市堀之内の南部、京王相模原線堀之内駅の北東側に百日紅並木となった通りがある。夏になると赤や白の百日紅が沿道を彩り、街並みを夏色に染める。百日紅の花が盛りを迎えた8月下旬、堀之内の町を歩いた。
堀之内の百日紅並木 八王子市堀之内、京王相模原線堀之内駅から北側に出て、200mほど東へ歩くと「堀之内駅東」交差点だ。この交差点から北東側へ、道路は百日紅並木だ。

「堀之内駅東」交差点から北東側へ延びて緩やかに曲がって北へ向かい、「新道橋南」交差点で「多摩ニュータウン通り(都道158号小山乞田線)」を横切り、新道橋で大栗川を越え、「八王子堀之内」交差点で「野猿街道(都道20号府中相模原線)」を横切り、さらに100mほど北へ辿った辺りまで、百日紅の並木が続く。沿道に並ぶ紅白の百日紅が夏の日射しを浴びて咲き誇る景観は夏景色を象徴する素晴らしさだ。
堀之内の百日紅並木 京王相模原線堀之内駅の駅前は商業施設が建ち並んで、いかにも“駅前”という風情だが、「堀之内駅東」から北東側へ辿ると沿道には集合住宅が並び、住宅街の様相を帯びてくる。その中を抜ける道が百日紅に彩られ、街路は夏色に染まっている。南側の歩道を歩けば片側は並木の百日紅、反対側は集合住宅の敷地内に植えられた植栽の緑で、なかなか美しい景観だ。

やがて道は緩やかに曲がるが、そのカーヴ地点の舗道から「堀之内駅東」を振り返れば真っ直ぐに伸びる道路とその両脇の百日紅並木が一点透視法的に遠方に収束していく風景が素敵だ。

堀之内の百日紅並木 道は「新道橋南」交差点で「多摩ニュータウン通り」と交差する。「多摩ニュータウン通り」は片側2車線の広い道路で交通量も多い。交差点脇の沿道にはカーディーラーやコンビニエンスストアなどが建っている。「多摩ニュータウン通り」を越えて北へ、百日紅並木は続く。百日紅並木の景観を楽しみながら、のんびりと歩く、ときおりきれいな花房を見つけてはカメラのレンズを向けてみる。

「新道橋南」交差点から100mほどで大栗川だ。大栗川を越えてさらに100mほど辿ると「八王子堀之内」交差点、「野猿街道」が横切っている。「野猿街道」も広い道路で交通量は多い。

堀之内の百日紅並木 「野猿街道」から北も百日紅並木が続いているが、100mも行かないうちに百日紅並木は終わりだ。変則的な十字路を成しており、狭い道が三方へ伸びている。この交差点から南を、すなわち「野猿街道」側を眺めたときの景観も素敵だ。

「野猿街道」北側は住宅地で、ところどころに畑地も残っているような土地柄だ。十字路のすぐ脇には送電鉄塔が建っている。この送電鉄塔と百日紅並木との取り合わせもいい。夏空を背景にした風景が独特の興趣を漂わせている。

ここからさらに周辺へ散策の足を延ばすのも悪くないが、暑さの盛り、無理をせず、百日紅並木を逆に辿って堀之内駅に戻り、帰路を辿ることにしたい。
堀之内の百日紅並木
堀之内の百日紅並木は以前から気になっていて、いずれは機会を設けて歩いてみたいと思っていた。今回ようやく機会を得て訪ねることができた。暑さの盛りで、大汗をかきながらの散策だったが、百日紅はたいへんに美しく、夏という季節の風情を味わうことのできたひとときだった。

百日紅並木の道路は特に「野猿街道」南側では交通量が少なくなく、さらに交差する「多摩ニュータウン通り」や「野猿街道」もたいへんに交通量の多い道路で、決してのんびりとした散策に向くところではないが、“夏の街路”という風情を味わうことができて楽しい散策だった。
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