多摩市落合
八重桜の咲く西落通り
Visited in April 2007
(本頁の内容には現況と異なる部分があります)
多摩市落合の西部、落合五丁目の辺りに「西落通り」という名の道路がある。住宅街の中を抜ける道路で、距離はおそらく1kmにも満たない。この「西落通り」は八重桜の並木になっていて、四月中旬から下旬にかけての花期には濃いピンクの花が通りを彩り、見事な景観を見せる。八重桜が満開の四月半ば、「西落通り」を歩いた。
「西落通り」へは多摩センターから歩いてもそれほどの距離はない。多摩中央公園から「レンガ坂」を辿ってウェルサンピア多摩の横を抜け、歩行者用の舗道から一般道へと降りればもう「西落通り」の北端部分だ。
八重桜並木の「西落通り」はウェルサンピア多摩の南側から南へと延び、宝野公園の東側では「けやき通り」との丁字路の交差点を成し、僅かに西へ折れてさらに南へ延び、西落合小学校の東側から南側へと回り込むように折れて「多摩鶴牧5丁目」交差点へと至っている。途中、宝野公園横では「にしおち橋」という名の歩行者用の橋が、西落合小学校南側では「そよかぜのみち」と名付けられた遊歩道の橋が、それぞれ「西落通り」を跨いでいる。
この「西落通り」の両側の舗道が八重桜の並木となっており、満開の時期には通り全体が鮮やかな色彩に染まる。白い花を咲かせる木も混じっているようだが、ほとんどの木が濃いピンクの花を咲かせている。その花を間近に眺めながら歩道を歩くのも楽しく、そしてまた、通りを跨ぐ舗道の橋の上から見下ろすように眺めるのも楽しい。道路がまっすぐに延びるところでは遠い一点へと収束していく八重桜並木の景観が絵画のような美しさを見せる。芽吹き始めた新緑との色彩のコントラストも鮮やかだ。
幹線道路ではないから通り抜ける車も少なく、歩道を歩いていてもそれほど車の騒音に悩まされることもない。歩道を歩いたり、道路を跨ぐ橋に上がったりしながら、八重桜の咲く風景を楽しみながらのんびりと歩こう。
幹線道路ではないから通り抜ける車も少なく、歩道を歩いていてもそれほど車の騒音に悩まされることもない。歩道を歩いたり、道路を跨ぐ橋に上がったりしながら、八重桜の咲く風景を楽しみながらのんびりと歩こう。
「西落通り」は多摩センターから近く、通りそのものもそれほどの距離はない。多摩センターへの買い物のついでにちょっと足を延ばして散策を楽しむといい。ゆっくりと歩いて楽しむのがお薦めだが、車で通り抜けてみても美しい風景を味わうことができるだろう。
【追記】
多摩中央公園南側に隣接していた「ウェルサンピア多摩」は2010年3月31日をもって閉館している。