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横浜市青葉区恩田町
夏の恩田町
July 2009
夏の恩田町
夏らしい日も多くなった七月の半ば、恩田町へと出かけた。恩田町は昔ながらの里山の風景を残すところだが、その風景の中に山百合が咲いているのではないかと思ったのだった。今回は恩田町の東部、白山谷戸と呼ばれる谷戸の周辺を歩き、山百合の姿を探すことにしよう。
恩田町へは、今回は長津田駅から東急こどもの国線を使い、恩田駅で降りた。徳恩寺方面へと進み、子どもの国線の線路を越え、奈良川を渡ると「こどもの国通り(県道139号)」だ。「こどもの国通り」を少し南へ辿ると「徳恩寺前」バス停がある。その近くから東側の丘陵地へと辿る小径が延びている。小径を進んでゆくと丘陵地の西斜面に車一台分ほどの幅の道が辿り、その道脇に家々が点在している。昔ながらの多摩丘陵の風景を残すところだ。

夏の恩田町
丘の中ほどを辿る道を南へ進む。途中、東側の白山谷戸とを繋ぐ小径が分かれている。その分かれ道の近くに山百合が咲いていた。ずいぶんと多くの花を付けている。花の重みで茎がしなっている。丘裾の道を南へ辿り、丘を回り込んで北側の白山谷戸へと辿ろう。白山谷戸の水田には稲が青々と育っている。夏の日差しの下、瑞々しい緑が眩しいほどだ。道脇で向日葵も咲いている。水田脇の道をのんびりと歩き、途中から丘を横切って西側へと抜ける道へ辿る。道脇の柿の木にまだ青い実がいくつも実っている。

丘を横切ると、さきほどの山百合が咲いていたところへ出る。そこから今度は少し北へ辿ってみよう。道脇の畑の奥にずいぶんと多くの花を付けた山百合の姿を見つけたが、近寄るためには畑に入り込まなくてはならないようだ。私有地の畑地だから入ってゆくのは遠慮することにして、山百合の姿は遠くから眺めるだけにしよう。栗林でも青い毬栗が実っている。道脇の家の庭先ではノウゼンカズラが日差しを浴びている。初夏の風景を楽しみながらのんびりと歩き、そろそろ恩田駅を目指すことにしよう。
山百合はかつては多摩丘陵のどこでも見られた一般的な花だったようだが、最近では環境が変化してなかなか見つけることが難しくなった。今回の恩田町散策でも意外に山百合の姿が少なかった。しかし山百合の他にもさまざまに夏の訪れを感じさせる花々や風景を堪能することができた。楽しい散策だった。
夏の恩田町

夏の恩田町

夏の恩田町