八王子市長房町~東浅川町
-陵南公園-
紫陽花の咲く陵南公園
Visited in June 2023

八王子市長房町の陵南公園は南浅川の河岸に位置する都立公園で、園内にはさまざまな樹木が育って緑濃く、四季折々の風景が美しい公園だ。六月になれば園内の随所で紫陽花が咲いて公園を彩る。

その向かいではヤマボウシが白い花をつけている。便宜的に“白い花”と言ってしまうが、白い花弁に見えるのは総苞片(そうほうへん)と呼ばれるもので、いわゆる“花びら”ではない。ヤマボウシの夏期は通常6月から7月、梅雨の時期の風景を彩ってくれる樹木のひとつだ。

この園路沿いにはヤマモモの木もある。ヤマモモは3~4月に花を咲かせ、6~7月に真っ赤な実をつける。ヤマモモは特に九州や四国には多く自生している。子どもの頃に実を採って食べたという経験のある人もいるのではないだろうか。

この他にも駐車場脇の花壇などでガクアジサイやアナベル、カシワバアジサイなどの花を見つけることができる。紫陽花の他にもホタルブクロなどの梅雨の時期の花々も見ることができて、花好きの人にも楽しめるだろう。




陵南公園は“花の名所”と呼べるような公園ではないが、園路沿いや花壇などでさまざまな花を見つけることができる。梅雨の時期にも紫陽花を中心にいろいろな花が楽しめる。のんびりと園内を巡りながら季節の花を探してみるのがお勧めだ。


