八王子市
第38回八王子まつり
Visited in August 1998
「八王子まつり」は今年(1998年)で第38回を数える。毎年8月第一週の週末に行われるが、今年(1998年)もまた7月31日(金曜日)から8月2日(日曜日)にかけて盛大に実施された。甲州街道沿いには夜店が並び、土曜の夜には花火大会、日曜の甲州街道は交通規制が行われ、各種のパレードや山車や御輿が繰り出して終日賑わう。市内のホールなどではコンサートやミスコンテストなども催され、開催中の八王子市の中心街は祭り一色だ。
三日間に渡って開催される八王子まつり、初日は金曜日でもあり、まだそれほどお祭り気分が盛り上がってはいないのだろう。「準備も整い、祭りを待っている」という雰囲気がある。甲州街道沿いには夜店(と言っても、昼の12時から開く)が並ぶが、まだまだ足を止める人の姿は少ない。お店の人も手持ち無沙汰のようだ。カメラを向けるとにっこりと笑ってくれた。祭りの賑わいももちろん楽しいものだが、こういった「これから祭りが始まる」というひとときも風情があって良いものだ。
二日目の土曜日ともなるとお祭り気分は高まり、祭りの中心となる甲州街道沿いには人出が多くなる。いっぱしの装束に身を固めた子どもたちの姿が可愛らしい。市内中心街の要所要所では居囃子が行われ、道行く人が足を止めて見入る姿が見られる。やはり甲州街道に沿っての横山町、八日町あたりが祭りの中心で、とても賑わっている。山車の曳き回しも行われ、御輿も繰り出すが、まだまだ本番前の小手調べといった印象だ。夜になると市民球場で花火大会が催され、富士森公園周辺は大いに賑わうことになる。
三日目の日曜日は祭りもクライマックスだ。お昼前には交通規制の実施された甲州街道で各種のパレードが行われ、山車や御輿が繰り出し、賑わいは夜まで続く。今年の「八王子まつり」開催期間はあいにく天候は曇りがちだったが、真夏の日差しが照りつけるよりはよかったかもしれない。
甲州街道沿いのビルの窓や屋上から眺める人の姿もあるが、やはり沿道に立っての見物が楽しい。のんびりと祭り見物を楽しむ家族連れに混じって、カメラを構えて山車や御輿を熱心に撮影する人の姿も多い。さまざまなメディアが取材を行っているようで、プロカメラマンらしい人の姿もあるし、地元ケーブルテレビ局もカメラを構えていたようだ。地元の人だけでなく観光客も多いのだろう。カメラを携えて興味深く視線を向ける外国人の姿もあった。
山車は、戦火で消失してしまったものもあるらしいが、基本的には各町ごとに戦前より受け継がれているものであるらしい。それぞれの山車には町名が掲げられており、それぞれに特色があって飽きない。見上げるほどの高さの山車がお囃子を奏でながら行き交う様は実に勇壮で、やはり山車同士がすれ違う瞬間は特に緊張感があって見ものだろう。
甲州街道沿いのビルの窓や屋上から眺める人の姿もあるが、やはり沿道に立っての見物が楽しい。のんびりと祭り見物を楽しむ家族連れに混じって、カメラを構えて山車や御輿を熱心に撮影する人の姿も多い。さまざまなメディアが取材を行っているようで、プロカメラマンらしい人の姿もあるし、地元ケーブルテレビ局もカメラを構えていたようだ。地元の人だけでなく観光客も多いのだろう。カメラを携えて興味深く視線を向ける外国人の姿もあった。
山車は、戦火で消失してしまったものもあるらしいが、基本的には各町ごとに戦前より受け継がれているものであるらしい。それぞれの山車には町名が掲げられており、それぞれに特色があって飽きない。見上げるほどの高さの山車がお囃子を奏でながら行き交う様は実に勇壮で、やはり山車同士がすれ違う瞬間は特に緊張感があって見ものだろう。
祭りの中の休息のひととき、そんな中での女性たちの姿を写真にとらえてみた。どの女性も皆とても素敵だ。現在のようにこうして祭りに女性が積極的に参加するようになったのはいつ頃からなのだろう。気合いの入った男衆に負けず劣らず、その姿は「粋」である。
「八王子まつり」は最終日の宵から夜にかけて、有名な「千貫みこし」や「民謡流し」、そしていよいよ夜の山車曳き回しとクライマックスを迎える。ぜひ見ておきたい盛大なものだ。