八王子市
第45回八王子まつり
Visited in August 2005
第45回八王子まつりは2005年8月5日(金曜日)から7日(日曜日)にかけて開催された。その二日目、8月6日土曜日の午後遅く、甲州街道へ出かけた。
6日午後の甲州街道では15時から「関東太鼓大合戦」が行われている。「八王子駅入口」交差点から「追分」交差点にかけての区間、14ヶ所で太鼓の演奏が繰り広げられている。さすがにそのすべてを見ることはできないが、いくつかの演奏を見てみた。それぞれに勇壮な演奏で、なかなか迫力があり、つい見入ってしまう。
祭りの風情を楽しみながらのんびりと甲州街道を歩く。やがて「関東太鼓大合戦」も終わり、甲州街道はそぞろ歩きを楽しむ人たちが行き交っている。「民謡流し」に備えて待機する浴衣姿の人たち、お父さんに肩車をしてもらっている祭装束の小さな女の子、居囃子に見入る家族連れ、金魚すくいに熱中する浴衣姿の女の子、さまざまな人たちの姿の中に祭りの風情がある。
17時を過ぎると、いよいよ「民謡流し」が始まる。「民謡流し」は浴衣姿の踊り手たちが甲州街道を踊りながら「流し」てゆくものだ。踊り手の総数は4000名ほどにもなるという。実は「民謡流し」を今年初めて見た。正直に言えばこれまでは「それほど見応えのあるものではないだろう」とタカをくくっていたのだが、思いを改めた。甲州街道を埋め尽くす踊り手たちが唄に合わせて踊る様子は壮観な眺めだ。17時を過ぎても夏の日はまだ落ちていない。低い西日がちょうど甲州街道に沿って延びる。水平に近い角度で差す日差しに踊り手の列が照らされている。西へと視線を向ければ踊り手の列が逆光に霞む。その様子はどこか幻想的な雰囲気さえ漂っている。
踊り手の人たちはそれぞれの団体で参加しており、各団体が繋がって列を成し、その列が甲州街道の中央を挟んで相対し、北側には東へ向かう列が並び、南側には西へ向かう列が並ぶ。参加する団体によって衣装が異なり、さまざまな色柄の浴衣姿の人たちに混じってオリジナリティ溢れる衣装の団体もある。女性もいれば男性もいる。年配の人たちが多いが若い人の姿もある。子どもも参加している。中には素人目に見てもたいへんに踊りの上手な人もいる。見ていてとても楽しい。簡単に言ってしまえば、大勢の人々が集まり、整然と皆で合わせて踊るというだけのことだが、見ていると何とも言えない高揚感を味わうことができる。素晴らしいものだ。
踊り手の人たちはそれぞれの団体で参加しており、各団体が繋がって列を成し、その列が甲州街道の中央を挟んで相対し、北側には東へ向かう列が並び、南側には西へ向かう列が並ぶ。参加する団体によって衣装が異なり、さまざまな色柄の浴衣姿の人たちに混じってオリジナリティ溢れる衣装の団体もある。女性もいれば男性もいる。年配の人たちが多いが若い人の姿もある。子どもも参加している。中には素人目に見てもたいへんに踊りの上手な人もいる。見ていてとても楽しい。簡単に言ってしまえば、大勢の人々が集まり、整然と皆で合わせて踊るというだけのことだが、見ていると何とも言えない高揚感を味わうことができる。素晴らしいものだ。
「民謡流し」が行われている中、日が落ちて宵闇が迫ろうとする時刻に帰路を辿った。今年は御輿の渡御も山車の巡行も見なかったが、初めて見た「民謡流し」がそれを補ってくれた気がする。今年も充分に楽しめた「八王子まつり」だった。