横浜線沿線散歩公園探訪
多摩市鶴牧
鶴牧東公園
Visited in April 2005
鶴牧東公園
鶴牧三丁目の住宅街の中に位置して鶴牧東公園がある。公園のほぼ中央に小高い丘があるのが特徴的で、そのために地元では「お山の公園」と呼ばれて親しまれているという話も聞く。
鶴牧東公園
斜面に設けられた散策路を辿って展望台の設けられた頂上に登ると、かなりの高さがあることに少しばかり驚く。木々の無い芝生の丘は周囲に遮るものもなく視界が開けており、多摩ニュータウンの街並みや遠くの山並みの稜線まで見渡せて爽快な気分だ。元日の朝にはここから初日の出を見ようと地元の人が集まる場所でもあるらしい。 今回訪れたときにも、展望台の石造りのベンチに腰を下ろしてのんびりと景観を楽しむ人や、展望台から遠くの景色へカメラのレンズを向ける人の姿があった。もともとが多摩丘陵だった多摩ニュータウンには起伏に富んだ公園が少なくないが、これほどの眺望を楽しめる公園はそう多くはない。この丘からの眺望が、鶴牧東公園の最大の特徴であり、魅力であると言ってよいだろう。

鶴牧東公園
丘の周囲は疎らな木立を配した草はらで、のんびりと穏やかな表情を見せる。南側の一角には野外ステージのようなものが設置されており、この野外ステージを利用して、毎年夏には恒例となった野外コンサートが開催されるという。北側の一角には面積は小さいながらもグラウンドのようなものもある。東側には噴水と池らしきものがあり、夏には子どもたちの水遊びの場所になるという話を聞いたのだが、訪れたのは4月で水はなく、少々殺風景な姿だった。
鶴牧東公園
周辺には他の公園が隣り合うように点在し、一帯が大きな公園のように機能している印象もある。南は「メタセコイア通り」を舗道が跨いで鶴牧四丁目の奈良原公園へと繋がり、東は住宅街の中の舗道を経て落合五丁目の宝野公園へと至る。北西には鶴牧二丁目の鶴牧西公園へと道路を跨ぐ人道橋によって繋がっている。周辺の散策を楽しみながら訪れるのがお薦めだ。
鶴牧東公園