七沢森林公園はその名が示すように厚木市七沢地区の東端部に位置している。玉川右岸側の南北に延びる尾根筋の西側斜面がそのまま公園として整備されている形で、公園もまた南北に長い。65ヘクタールほどの面積を有する広大な公園だ。この辺りは東丹沢山地の麓に当たるところで、周辺には山深い風景が広がっているが、公園東側は山間に造成された「森の里」と呼ばれる住宅地が広がっている。公園の東側を南北に貫く尾根筋は地区の境にも当たり、だから公園は七沢地区から「森の里」、そして北側の上古沢の一部に跨っているわけだが、もちろん公園内ではそうした地区の境を意識することはない。公園の中央部には公園を南北に二分するように道路が横切っている。「森の里」と西側の県道64号とを繋ぐ道路で、この道路沿いに駐車場や中央口が設けられている。この道路によって公園は南北に分断された形だが、東側の尾根道や西側の「森のかけはし」が両者を繋いでいる。
公園は木々の茂る丘陵地の斜面に必要最小限の整備を加えたものと言ってよく、その広大な敷地のほとんどを雑木林が占め、その中を縫うように散策路が辿る。見晴らしの良い尾根道から沢に沿った小径まで、野趣溢れる散策を存分に楽しむことのできる公園だ。
公園は木々の茂る丘陵地の斜面に必要最小限の整備を加えたものと言ってよく、その広大な敷地のほとんどを雑木林が占め、その中を縫うように散策路が辿る。見晴らしの良い尾根道から沢に沿った小径まで、野趣溢れる散策を存分に楽しむことのできる公園だ。