新潟県上越市の高田地区は「雁木の町」である。高田に残る「雁木」の総延長は約16km、日本一だという。
「雁木」とは、通り沿いの町屋の軒先を延ばし、あたかもアーケードを設けた歩道のような空間としたもののことだ。これによって積雪時にも往来が確保されるわけである。公道上に設けられたアーケードと決定的に異なるのは、基本的に「雁木」はすべて私有地だということだ。通りに並ぶ民家や店がそれぞれの軒先を延ばして「雁木」を設け、私有地の一部を公共の往来の利便のために供しているのだ。
「雁木」とは、通り沿いの町屋の軒先を延ばし、あたかもアーケードを設けた歩道のような空間としたもののことだ。これによって積雪時にも往来が確保されるわけである。公道上に設けられたアーケードと決定的に異なるのは、基本的に「雁木」はすべて私有地だということだ。通りに並ぶ民家や店がそれぞれの軒先を延ばして「雁木」を設け、私有地の一部を公共の往来の利便のために供しているのだ。